102.1 接頭辞名 (name)

2 つ以上のファイルやデータ列からの統計情報を並列に扱うことができれば便利ですので、変数のデフォルトの接頭辞である "STATS" を、オプションname でユーザが指定する文字列に置き換えることができるようになっています。例えば、異なる 2 つのファイルのそれぞれの 2 列目のデータの平均値 は以下のようにして比較できます:
    stats "file1.dat" using 2 name "A"
    stats "file2.dat" using 2 name "B"
    if (A_mean < B_mean) {...}

name として文字列定数を用意する代わりに、キーワード columnheader や 関数 columnheader(N) により、データファイルの 1 行目から取得した任意 の文字列から接頭辞を生成することもできます:

    do for [COL=5:8] { stats 'datafile' using COL name columnheader }

竹野茂治@新潟工科大学
2020-12-08