16.4.1 単項演算子 (Unary)

以下は、単項演算子とその使用法の一覧です:

単項演算子
記号 説明
- -a マイナス符号
+ +a プラス符号 (何もしない)
~ ~a * 1 の補数 (ビット反転)
! !a * 論理的否定
! a! * 階乗
$ $3 * `using` 内での引数/列指定
| |A| 配列 A の要素数

説明に星印 (*) のついた演算子の引数は整数でなければなりません。

演算子の優先順位は Fortran や C と同じです。それらの言語同様、演算の評 価される順序を変えるためにかっこが使われます。よって -2**2 = -4 で、 (-2)**2 = 4 です。

階乗演算子は、N! が十分小さければ (64 ビット整数では N <= 20) 整数を返 し、大きな N の値に対しては実数での近似値を返します。

|A| は、配列 A に適用した場合は要素数を返します。データブロック $DATA に適用した場合は、|$DATA| はデータ行数を返します。

竹野茂治@新潟工科大学
2020-07-21