これら 4 つのコマンドのうちの一つを実行した場合は、現在定義されている 軸、ラベル、タイトル、および元の plot コマンドで指定されたさまざまな関 数やデータのすべてを含む出力のスクリーンを再描画するか、新しい出力ペー ジを生成します。もし、一つのページに複数のグラフを隣り合うように並べて 出力したい場合、例えば複数の図のパネルを作成したり、大きなグラフの中に 小さなグラフを挿入したりしたい場合は、コマンド set multiplot を使用 し、各描画コマンドで新しいページが作られるのを抑制してください。
描画に関する一般的な情報の大半は、plot に関する項で見つかります。3 次元描画に固有の情報は splot の項にあります。
plot は xy 直交座標系と極座標系が使えます。以下参照: set polar (p. )。 splot は xyz 直交座標が使えますが、3 次元極座標、円柱座標データも入 力できます。以下参照: set mapping (p. )。 plot では、4 つの境界 x (下), x2 (上), y (左), y2 (右) をそれぞれ独 立な軸として扱うこともできます。オプション axes で、与えられた関数や データ集合をどの軸のペアで表示させるかを選べます。また、各軸の縮尺や見 出しづけを完全に制御するために十分な補佐となる set コマンド群が存在 します。いくつかのコマンドは、set xlabel のように軸の名前をその中に 持っていますし、それ以外のものは set logscale xy のように、1 つ、または複数の軸の名前をオプションとしてとります。z 軸を制御するオプション やコマンドは 2 次元グラフには効力を持ちません。
splot は、点や線に加えて曲面や等高線を書くことができます。3 次元の関 数の格子定義に関する情報については、以下参照: set isosamples (p. )。3 次元 データのファイルに必要な形態については、以下参照: splot datafile (p. )。等 高線に関する情報については、以下参照: set contour (p. ), set cntrlabel (p. ),set cntrparam (p. )。
splot での縮尺や見出し付けの制御は、z 軸にも有効であること、および x2 軸、y2 軸のラベル付けが set view map を使って作られる疑似的な 2 次元描画にのみ可能であることを除けば plot と全く同じです。
竹野茂治@新潟工科大学