- まず terminal ドライバを Metapost に設定、例えば:
set terminal mp mono "cmtt12" 12
- 出力ファイルを選択、例えば:
set output "figure.mp"
- グラフを作成。各 plot (または multiplot の各グループ) はそれぞれ別な Metapost beginfig...endfig グループに分けられます。そのデフォルトのサ イズは 5x3 インチですが、それは set size 0.5,0.5 とか、そうしたいと 思う適当な割合をそのように指定することで変更できます。
- gnuplot を終了。
- gnuplot の出力ファイルに対して Metapost を実行して EPS ファイルを作
成:
mpost figure.mp OR mp figure.mp
- そのグラフを文書に取り込むには LaTeX graphics パッケージや、plainTeX
では epsf.tex を使用:
\usepackage{graphics} % LaTeX \input epsf.tex % plainTeX
\DeclareGraphicsRule{*}{eps}{*}{}
\includegraphics{figure.2} % LaTeX \epsfbox{figure.2} % plainTeX
mp ドライバの postscript ドライバに代わる利点は、もしあるとすれば、そ れは編集可能な出力であるということでしょう。この出力を可能な限り綺麗に するための、かなりの努力が払われました。Metapost 言語に関するそういっ た知識のおかげで、デフォルトの線種や色は配列 lt[] や col[] を編集 することで変更できるようになりました。実線/点線、カラー/白黒といった選 択も、真偽値として定義されている dashedlines や colorlines を変更 することで行なえます。デフォルトの tex オプションが有効な場合、ブロ ック vebatimtex...etex を編集することで、ラベル文字フォントに対する 大域的な変更が行なえます。特に、もし望むなら LaTeX のプリアンブルを追 加することもでき、その場合 LaTeX の持つサイズ変更コマンドを使えるので 最大の柔軟性を発揮できるでしょう。ただし、Metapost に plainTeX でなく LaTeX を実行させるよう、適切な MP 設定変数を設定することを忘れないでく ださい。
竹野茂治@新潟工科大学