線種 (linetype) の属性の並びは、対話的か初期化ファイルのいずれかによっ てさらにカスタマイズ可能です。以下参照: set linetype (p. )。配布パッケージ に初期化ファイルのサンプルがいくつか用意されています。
特定の出力形式に対する線種の属性の現在の状態は、その出力形式を設定した あとで test コマンドを実行することで確認できます。
一つの描画コマンド内での関数やデータファイルの連続する並びには、現在の デフォルトの線種列から線種が順番に割り当てられます。個々の関数、データ ファイル、またはその他の描画要素に対する線種は、その描画コマンド上で明 示的に線の属性を指定することで上書きできます。
例:
plot "foo", "bar" # 線種 1, 2 で 2 ファイルを描画 plot sin(x) linetype 4 # 線種色 4 を使用
一般に、色の指定は、色の名前か、RGB (赤、緑、青) 成分か、HSV (色相、彩 度、明度) 成分か、現在の pm3d パレットに沿った座標で行います。
例:
plot sin(x) lt rgb "violet" # gnuplot の持つ色名の一つ plot sin(x) lt rgb "#FF00FF" # 明示的な 16 進 RGB 3 つ組 plot sin(x) lt palette cb -45 # 現在のパレットの cbrange の # -45 に対応する色 plot sin(x) lt palette frac 0.3 # パレットに対応する小数値
以下参照: colorspec (p. ), show colornames (p. ), hsv (p. ), set palette (p. ),cbrange (p. )。以下も参照: monochrome (p. )。
線種 (linetype) には、点線/破線のパターンも結びつけられていますが、す べての出力形式でそれが使えるわけではありません。gnuplot バージョン 5 では、線色とは独立に点線/破線パターンを指定できます。以下参照:dashtype (p. )。