16.1 複素数計算 (Complex arithmetic)

計算の演算子とほとんどの組み込み関数は複素数引数の使用をサポートしてい ます。複素定数は、{<real>,<imag>} と表記し、<real><imag> は、数定 数である必要があります。よって、{0,1} は 'i' を意味します。 複素数値 x の実数部分と虚数部分は、real(x), imag(x) として取り出せます。 絶対値は abs(x) で得られます。

gnuplot の 2 次元と 3 次元の描画スタイルでは、実数値のみ描画できます。 よって 0 でない虚数部分を持つ複素数値関数 f(x) を描画する場合は、 real(f(x)) か abs(f(x)) の描画を選択する必要があります。複素数値の表現 の例は、 複素三角関数デモ (complex_trig.dem)

をご覧ください。

竹野茂治@新潟工科大学
2019-05-30