色の一覧表、すなわち pm3d の palette の min_z から max_z までの滑 らかな色の勾配は、unset colorbox が使われていない限りカラーボックス (colorbox) に描かれます。
set colorbox set colorbox { { vertical | horizontal } {{no}invert} { default | user } { origin x, y } { size x, y } { front | back } { noborder | bdefault | border [line style] } } show colorbox unset colorbox
カラーボックスの位置は、default または user で指定でき、後者の場合 その位置や大きさを origin や size コマンドで設定します。カラーボッ クスは、グラフや曲面の後 (front) あるいは先 (back) に描画させるこ ともできます。
色勾配の方向は、オプション vertical と horizontal で切替えることが 可能です。
origin x, y と size x, y は user オプションとの組でのみ使用され
ます。x, y の値は、デフォルトではスクリーン座標と解釈されますが、これ
は 3 次元描画用のかしこまったオプションに過ぎません。set view map に
よる splot を含む 2 次元描画では、任意の座標系での指定が可能です。例え
ば以下を試してみてください:
set colorbox horiz user origin .1,.02 size .8,.04
border は境界描画を ON にします (デフォルト) し、noborder は境界描
画を OFF にします。border の後ろに正の整数を与えると、それを境界を描
画する時の line style のタグとして使います。例えば:
set style line 2604 linetype -1 linewidth .4 set colorbox border 2604
カラーボックスの軸は cb と呼ばれ、通常の軸のコマンドで制御されます。 すなわち set/unset/show で cbrange, [m]cbtics, format cb, grid [m]cb, cblabel などが、そして多分 cbdata, [no]cbdtics, [no]cbmtics なども使えるでしょう。
パラメータ無しの set colorbox はデフォルトの位置へ切替えます。 unset colorbox はカラーボックスのパラメータをデフォルト値にリセット し、その上でカラーボックスを OFF にします。
以下も参照: set pm3d (p. ), set palette (p. ), x11 pm3d (p. ), set style line (p. )。
竹野茂治@新潟工科大学