ConTeXt + gnuplot モジュールの平均的なユーザには、このページを読むより も、Using ConTeXt を参照するか、ConTeXt の gnuplot モジュールのマニュ アルを参照することを推奨します。
出力形式 context は、以下のオプションをサポートしています:
書式:
set term context {default} {defaultsize | size <scale> | size <xsize>{in|cm}, <ysize>{in|cm}} {input | standalone} {timestamp | notimestamp} {noheader | header "<header>"} {color | colour | monochrome} {rounded | mitered | beveled} {round | butt | squared} {dashed | solid} {dashlength | dl <dl>} {linewidth | lw <lw>} {fontscale <fontscale>} {mppoints | texpoints} {inlineimages | externalimages} {defaultfont | font "{<fontname>}{,<fontsize>}"}
standalone でないグラフ (input) では、オプションはグラフサイズを選択 する size、すべてのラベルを倍率 <fontscale> で伸縮する fontscasle、 および font サイズのみ意味を持ち、他のオプションは警告なく無視されるの みで、それらはそのグラフィックを読み込む .tex ファイルの方で設定してく ださい。元の文書のフォントが 12pt ではない場合は、適切なフォントサイズ を指定することを強く推奨します。それにより、gnuplot がラベル用にどれく らいの大きさのスペースを確保すればいいかを知ることができまず。
default は、すべてのオプションをデフォルトの値にリセットします。
defaultsize は、描画サイズを 5in x 3in に設定します。 size <scale> は、描画サイズをデフォルトサイズの <scale> 倍にしますが 引数を ',' 区切りで 2 つ与えた場合は、最初のものは横のサイズを、2 つ目 のものは垂直サイズを設定します。それらのサイズには、単位としてインチ ('in'), センチ ('cm') が使えますが、省略した場合はデフォルト値に対する 比であるとみなします。
input (デフォルト) は、他の ConTeXt 文書から取り込めるグラフを生成し ます。 standalone は、それに数行追加し、それ自身がそのままコンパイルできるよ うにします。その場合、header オプションが必要になるかもしれません。
standalone のグラフに設定/定義/マクロを追加したい場合は header を使用 してください。デフォルトは noheader です。
notimestamp は、コメント部分の日時の出力を抑制します (バージョン管理 システムを使っている場合、日付だけ違うものを新しいバージョンとして登録 したくはないでしょう)。
color (デフォルト) は、カラー描画を生成しますが、monochrome は一切 special を入れません。白黒プリンタ用には、その挙動をこんな風に変えた方 がもっと良くなるというアイデアを持っている人は、是非提案してください。
rounded (デフォルト) と mitered, beveled は、線分の接合部の形状を 制御し、round (default) と butt, squared は、線分の端の形状を制御 します。詳細は、PostScript か PDF のリファレンスマニュアルを参照してく ださい。激しく変化する関数と太い線用には、線分の接合部での尖った角を避 けるようにrounded と round を使うといいでしょう。 (これに関する一般的な仕組みは、このオプションを各描画スタイル毎に別々に 指定できるよう gnuplot がサポートすべきだと思います。)
dashed (デフォルト) は、異なる線種に異なる点線パターンを使い、solid は、すべての描画に実線を使用します。
dashlength (または dl) は、点線の線分の長さを <dl> 倍します。 linewidth (または lw) は、すべての線幅を <lw> 倍します。 (lw 1 は 0.5bp を意味し、これは Metapost の描画のデフォルトの線幅です) fontscale は、テキストラベルをデフォルトの文書フォントの <fontscale> 倍に拡大します。
mppoints は、Metapost で描画された定義済みの点の形状を使用します。
texpoints は、簡単に設定できる記号セットを使用します。これは、以下のようにして ConTeXt で定義できます:
\defineconversion[my own points][+,{\ss x},\mathematics{\circ}] \setupGNUPLOTterminal[context][points=tex,pointset=my own points]
inlineimages は、バイナリ画像を文字列として書き出しますが、これは ConTeXt MKIV のみで機能します。 externalimages は、PNG ファイルを外部出力し、これは ConTeXt MKII で機 能します。これが動作するためには、gnuplot が PNG 画像出力をサポートして いる必要があります。
standalone のグラフでは、font でフォント名とサイズを設定できます。
standalone でないモード (input) では、テキストラベルに十分なスペース
を割り当てるためにフォントサイズのみが意味を持ちます
コマンド
set term context font "myfont,ss,10"
\setupbodyfont[myfont,ss,10pt]
set label ... font "myfont,12"
適当なタイプスクリプトフォント (とヘッダー) を用意するのは自分で行って
さもなくばフォントの切り替えは効果を持ちません。ConTeXt MKII (pdfTeX)
の標準フォントは、以下のようにして使えます:
set terminal context standalone header '\usetypescript[iwona][ec]' \ font "iwona,ss,11"
例:
set terminal context size 10cm, 5cm # 10cm, 5cm set terminal context size 4in, 3in # 4in, 3in
set terminal context standalone header '\enableregime[utf-8]'