書式:
set contour {base | surface | both} unset contour show contour
これらの 3 つのオプションは等高線をどこに引くかを指定します。base で は等高線を x/y 軸の刻みのある底面に描かれ、surface では等高線はその 曲面自体の上に描かれ、both では底面と曲面上の両方に描かれます。オプ ションが指定されていない場合は base であると仮定されます。
等高線の描画に影響を与えるパラメータについては、以下参照:set cntrparam (95.13)。等高線のラベルの制御に関しては、以下参照:set cntrlabel (95.12)。
等高線のみのグラフを得るために、曲面自身の描画をしないようにすることも できます (以下参照: unset surface (95.82))。set size を使って、グラフを画 面一杯に描画することも可能ですが、そういった出力形式よりも、等高線のデ ータをデータブロックに書き出し、それを再び 2 次元データとして読み込ん で描画すればよりよい制御が可能になります:
unset surface set contour set cntrparam ... set table $datablock splot ... unset table # 等高線の情報は今 $datablock の中にある set term <whatever> plot $datablock
等高線を描くためには、データは格子状データ ("grid data") である必要が あります。そのようなファイルでは、一つの y-孤立線上の全ての点が順に 並べられていきます。そして隣の y-孤立線上の点が順に並べられ、そして隣、 と続いていきます。y-孤立線同士を分離するには一行の空行 (空白、復帰、改 行以外の文字を含まない行) を挟みます。以下参照: splot datafile (97.1)。
以下も参照してください。 等高線のデモ (contours.dem)
および ユーザ定義レベルの等高線のデモ (discrete.dem).
竹野茂治@新潟工科大学