set clip {points|one|two} unset clip {points|one|two} show clip
デフォルトの状態:
unset clip points set clip one unset clip two
グラフ領域の境界内に中心があるデータ点は、その点を表す記号のサイズがそ の記号を境界線の外にはみだしてしまうような場合でも、通常は描画します。 set clip points は、2 次元描画でそのような点の中心がグラフ領域内にあ る場合でも、そのような点をクリッピングします (つまり描画しません)。点 の中心がグラフ領域外にあるようなデータ点は、決して描画しません。
線分については、その一方の端点が描画範囲 (xrange と yrange) の外にある 場合は、通常その線分は描画しません。 set clip one は、一方の端点が描画範囲の外にある線分の範囲内の部分を 描画するように gnuplot に指示します。 set clip two は、両方の端点が描画範囲の外にある線分の範囲内の部分を 描画するように gnuplot に指示します。 線分全体が描画範囲外であるような線分は決して描画しません。
注意:
* set clip は、描画スタイル lines, linespoints, points, vectors で生成される点、線分のみに影響します。
* pm3d の 2 次元射影や曲面で使用する色長方形のクリッピングは、 set pm3d clip1in と set pm3d clip4in で行います。
* オブジェクトのクリッピングは、個々のオブジェクト (object) の {clip|noclip} 属性で制御します。
竹野茂治@新潟工科大学