95.113.3 Xtics timedata

時間と日付は内部では秒数として保持されています。

入力: 非数値の日時値は、入力時に timefmt で指定した書式を用いて秒数 に変換します。軸に対する位置や軸の範囲も timefmt で解釈される日時で、 引用符で囲んで与えます。 < start> , < incr> , < end> 形式を使う場合、< incr> は秒単位で与えなければい けません。入力データの解釈には timefmt を使ってください。軸の範囲と 目盛りの位置は、set xdata time で変更されます。

出力: 軸の目盛りラベルは、set formatset xtics format のいずれ かで指定された、別の書式を使って生成します。デフォルトでは、それは通常 の数値書式指定であると認識しますが (set xtics numeric)、他に、地理座 標 (set xtics geographic) や、日時データ (set xtics time) のオプシ ョンがあります。

注意: 以前の版の gnuplot との互換性のため、コマンド set xdata timeも暗黙に set xtics time を実行しますし、set xdataunset xdataは暗黙に set xtics numeric へリセットします。しかし、これはその後に set xtics を呼び出すことで変更できます。

例:

     set xdata time           # 入力データの解釈の制御
     set timefmt "%d/%m"      # 入力データの読み込みの書式
     set xtics timedate       # 出力書式の解釈の制御
     set xtics format "%b %d" # 目盛りラベルで使う書式
     set xrange ["01/12":"06/12"]
     set xtics "01/12", 172800, "05/12"


     set xdata time
     set timefmt "%d/%m"
     set xtics format "%b %d" time
     set xrange ["01/12":"06/12"]
     set xtics ("01/12", "" "03/12", "05/12")

これらは両方とも "Dec 1", "Dec 3", "Dec 5", の目盛りを生成しますが、2 番目の例 "Dec 3" の目盛りは見出し付けされません。
竹野茂治@新潟工科大学
2017年10月31日