postscript ファイルのサイズを小さくする目的で、灰色の輝度値、そして全
てではないいくつかの計算された RGB の輝度値がそのファイル中に書かれま
す。成分関数は postscript 言語で直接コード化され、pm3d の描画の直前に
ヘッダとしておかれます。/g や /cF の定義を参照してください。通常その定
義をその中に書くことは、3 つの式のみが使われる場合に意味を持ちます。し
かし、multiplot やその他の理由で postscript ファイル中のその変換関数を
直接手で編集したいと思うかも知れません。これがデフォルトのオプション
nops_allcF です。オプション ps_allcF を使うと、全ての公式の定義が
postscript ファイル中に書かれます。一つのグラフ中で、異なる曲面に異な
るパレットを持たせたいという目的で postscript ファイルを編集したい場合
に、このオプションに関心を持つでしょう。その機能は、origin と size
を固定して multiplot を使うことで実現できるでしょう。
pm3d 曲面を PostScript ファイルへ書いている場合、gnuplot に付属する
awk スクリプト pm3dCompress.awk を使うことで、そのファイルサイズを
50% まで小さくできるかもしれません。データが四角形の格子状になっている
場合は、スクリプト pm3dConvertToImage.awk を使うことでより大きな圧縮
率が得られる可能性があります。
使用法:
awk -f pm3dCompress.awk thefile.ps >smallerfile.ps
awk -f pm3dConvertToImage.awk thefile.ps >smallerfile.ps
竹野茂治@新潟工科大学
2017年10月31日