95.82 テーブルデータ出力 (table)

table モードが有効な場合、plotsplot コマンドは、現在の出力形 式に対する実際の描画を生成する代わりに
    X Y {Z} <flag>

の値の複数列からなる表形式のテキスト出力を行ないます。フラグ文字 < frag> は、その点が有効な範囲内にある場合は "i"、範囲外の場合は "o"、未定義値(undefined) の場合は "u" です。データの書式は、軸の刻みの書式 (以下参照: set format (95.27)) によって決まり、列は一つの空白で区切られます。これは、 等高線を生成し、それを再利用のために保存したいときに便利です。この方法 は、補間されたデータを保存するのにも使うことができます (以下参照:set samples (95.78), set dgrid3d (95.21))。

書式:

     set table {"outfile" | $datablock} {append}
     plot <whatever>
     unset table

この後の表形式の出力は、ファイル "outfile" を指定していればそれに書き 出しますが、そうでなければ標準出力か、現在の set output が指定するも のに出力します。outfile が既に存在する場合は、append キーワードを 指定すれば追加出力、指定しなければこの出力が上書きします。他に、表形式 出力を名前付きデータブロックにリダイレクトすることもできます。データブ ロック名は '$' で始まります。以下も参照: inline data (19)。現在の出力形式 の標準的な描画に戻すには、unset table を明示的に行なう必要があります。

以下も参照: plot with table (95.82.1)



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竹野茂治@新潟工科大学
2017年9月5日