書式:
set terminal windows {<n>} {color | monochrome} {solid | dashed} {rounded | butt} {enhanced | noenhanced} {font <fontspec>} {linewdith <scale>} {fontscale <scale>} {linewdith <scale>} {background <rgb color>} {title "Plot Window Title"} {{size | wsize} <width>,<height>} {position <x>,<y>} {close}
複数のウィンドウ描画がサポートされています: set terminal win < n> で 出力が番号 n の描画ウィンドウに送られます。
color, monochrome は、カラー出力か白黒出力かの選択で、 dashed と solid は、点線と実線の選択です。color では solid が デフォルトで、monochrome では dashed がデフォルトです。 rounded は、線の端や接合部を丸くし、デフォルトの butt は尖った端と 角張った接合部を使用します。 enhanced は拡張文字列処理 (enhanced text mode) の機能 (上付、下付文字 やフォントの混在) を有効にします。詳細は以下参照: enhanced text (14)。 < fontspec> は "< fontface> ,< fontsize> " の形式で、"< fontface> " は有 効な Windows のフォント名で、< fontsize> はポイント単位でのフォントの 大きさです。この両要素はいずれも省略可能です。 以前の版の gnuplot では、font キーワードは省略可能で、< fontsize> は引用符なしの数値で与えることができましたが、現在はその形式はサポートしていませんので注意してください。 linewidth と fontscale で線の幅と文字サイズを伸縮できます。 title は、グラフウィンドウのタイトルを変更します。 size はウィンドウの描画領域のピクセル単位での幅と高さを、wsize はウ ィンドウ自身の実際のサイズを、そして position はウィンドウの原点、す なわち左上角のスクリーン上のピクセル単位での位置を定義します。これらの オプションは、ファイル wgnuplot.ini のデフォルトの設定を上書きします。
他のオプションもグラフメニューや初期化ファイル wgnuplot.ini で変更で きます。
Windows 版は、非対話型モードでは通常、コマンドラインから与えたファイル の最後に達すると直ちに終了しますが、コマンドラインの最後に - を指定 した場合は別です。また、このモードではテキストウィンドウは表示せず、グ ラフのみの表示となりますが、オプションとして -persist (x11 版の gnuplot と同じオプション; 従来の Windows のみのオプション /noend や -noend を使うこともできます) を指定すると gnuplot は終了しなくなりま す。この場合他の OS での gnuplot の挙動とは異なり、-persist オプション 後も gnuplot の対話型コマンドラインを受け付けます。
コマンド set term で gnuplot の出力形式を変更した場合、描画ウィンドウ はそのまま残りますが、set term windows close で描画ウィンドウを閉じる ことができます。
gnuplot は、Windows 上での出力の生成のためのいくつかの方法をサポート
しています。以下参照: windows printing (99.66.2)。windows 出力形式は、クリップ
ボードや EMF ファイルを通して他のプログラムとのデータの交換をサポートし
ています。以下参照: graph-menu (99.66.1)。EMF ファイルを生成するには、emf 出
力形式を使うこともできます。