77.3.9.3 Xticlabels

軸の刻みの見出し (ticlabel) は文字列関数によって作ることもでき、それは 通常は引数としてデータ列から取得します。最も単純な形式は、データ列自身 の文字列としての利用で、xticlabels(N) は xticlabels(stringcolumn(N)) の省略形として使えます。以下の例は 3 列目の要素を x 軸の刻みの見出しとして使用します。


     plot 'datafile' using <xcol>:<ycol>:xticlabels(3) with <plotstyle>

軸の目盛りの見出しは、任意の描画軸 x,x2,y,y2,z 用に生成できます。 ticlabels(< labelcol> ) 指定は、using 指定の中で、そのデータの座標指 定が全て済んだ後に行う必要があります。有効な X,Y[,Z] 座標の組を持つ各 データ点に対して、xticlabels() に与える文字列値は、それに対応する点の x 座標と同じ場所の x 軸の見出しのリストに追加されます。xticlabels()xtic() と省略することもでき、他の軸に関しても同様です。

例:


     splot "data" using 2:4:6:xtic(1):ytic(3):ztic(6)

この例では、x 軸、y 軸の見出しは x,y 座標値とは別の列から取り出されま すが、z 軸の見出しは、対応する点の z 座標値から生成されます。

例:


     plot "data" using 1:2:xtic( $3 > 10. ? "A" : "B" )

この例は、x 軸の見出しの生成に文字列値関数を使用したもので、データファ イルの各点の x 軸の刻みの見出しは、3 列目の値によって "A""B" かの いずれかとなります。

竹野茂治@新潟工科大学
2016年7月29日