2 列: x y 3 列: x y major_diam 4 列: x y major_diam minor_diam 5 列: x y major_diam minor_diam angle
2 列のデータのみが与えられた場合は、それらは中心の座標とみなされ、楕円 はデフォルトの大きさで描画されます (以下参照: set style ellipse (87.72.10))。楕 円の向きは、主軸と x 軸のなす角で定義されますが、それもデフォルトの ellipse のスタイルから取られます (以下参照: set style ellipse (87.72.10))。 3 列のデータが与えられた場合は、3 列目は主、副両軸の直径 (幅) として使 われます。向きはデフォルトで 0 になります。 4 列のデータが与えられた場合は、それらは中心の座標、主軸直径 (幅)、副 軸直径として使わわれます。これらは直径であり、半径でないことに注意して ください。 5 列のデータが与えられた場合は、5 列目の値は度単位の向きの角度の指定と して使われます。 楕円は、3,4,5 列の値は負の値として指定することで、それらのデフォルトの 値を利用して楕円を書かせることもできます。
上のすべての場合で、variable color データを最後の列 (3,4,5,6 列目) と して追加できます。詳細は以下参照: colorspec (19.1)。
デフォルトでは、主軸直径は水平軸 (x または x2) の単位、副軸直径は垂直 軸 (y または y2) の単位であるとみなされます。これは、x 軸と y 軸の縮尺 が異なる場合、主軸と副軸の比は回転後には正しくはならない、ということを 意味しています。しかしこの挙動は、キーワード units で変更できます。
これに関しては、3 種類の代用品があります: units xy が描画指定に含まれている場合、その軸は上に述べたように縮尺 されます。units xx とすると、直径は両軸とも x 軸の単位で計算され、 units yy は両軸とも y 軸の単位で計算されます。後の 2 つは、描画のサ イズを変更しても、楕円は正しいアスペクト比を持ちます。
units を省略した場合は、デフォルトの設定が使用され、units xy とな りますが、これは、set style ellipse で再定義可能です。
例 (楕円を有効な線種を周期的に使用して描画):
plot 'data' using 1:2:3:4:(0):0 with ellipses
以下も参照: set object ellipse (87.52.2), set style ellipse (87.72.10), fillstyle (87.72.4)。
竹野茂治@新潟工科大学