書式:
splot '<file_name>' {binary <binary list>} {{nonuniform} matrix} {index <index list>} {every <every list>} {using <using list>}
"" や "-" といった特別なファイル名も plot と同様に許されます。以下参照: special-filenames (77.3.7)。
手短にいうと、binary や matrix はそのデータが特別な形であることを、 index は多重データ集合ファイルからどのデータ集合を選んで描画するかを、 every は各データ集合からどのデータ行 (部分集合) を選んで描画するかを、 using は各データ行からどのように列を選ぶかを指定します。
index と every オプションは plot の場合と同じように振舞います。 using も、using のリストが 2 つでなく 3 つ必要であるということを 除いては同様です。
plot のオプションである smooth は splot では利用できません。しか し、cntrparam や dgrid3d が、制限されてはいますが平滑化のために用 意されています。
データファイルの形式は、各点が (x,y,z) の 3 つ組である以外は、本質的にplot と同じです。もし一つの値だけが与えられれば、それは z として使われ、 データブロック番号が y として、そして x はそのデータブロック内での番号が 使われます。もし 2 つ、あるいは 4 つの値が与えられれば、gnuplot はその 最後の値を pm3d plot での色の計算に使います。3 つの値は (x,y,z) の組と見 なされます。他に値があれば、それは一般に誤差と見なされます。それは fit で使うことが可能です。
splot のデータファイルでは、1 行の空行はデータブロックの分離子です。 splot は個々のデータブロックを、関数の y-孤立線と同じものとして扱い ます。1 行の空行で分離されている点同士は線分で結ばれることはありません。 全てのデータブロックが全く同じ点の数を持つ場合、gnuplot はデータ ブロックを横断し、対応する点同士を結ぶ孤立線を描きます。これは "grid data" と呼ばれ、曲面の描画、等高線の描画 (set contour)、隠線処理 (set hidden3d) では、この形のデータであることが必要となります。以下も参照: splot grid_data (89.2)。
3 列の splot データにおいては、媒介変数モード (parametric) を指定
することはもはや不要です。