87.60.7 Postscript

postscript ファイルのサイズを小さくする目的で、灰色の輝度値、そして全 てではないいくつかの計算された RGB の輝度値がそのファイル中に書かれま す。成分関数は postscript 言語で直接コード化され、pm3d の描画の直前に ヘッダとしておかれます。/g や /cF の定義を参照してください。通常その定 義をその中に書くことは、3 つの式のみが使われる場合に意味を持ちます。し かし、multiplot やその他の理由で postscript ファイル中のその変換関数を 直接手で編集したいと思うかも知れません。これがデフォルトのオプション nops_allcF です。オプション ps_allcF を使うと、全ての公式の定義が postscript ファイル中に書かれます。一つのグラフ中で、異なる曲面に異な るパレットを持たせたいという目的で postscript ファイルを編集したい場合 に、このオプションに関心を持つでしょう。その機能は、originsize を固定して multiplot を使うことで実現できるでしょう。

pm3d 曲面を PostScript ファイルへ書いている場合、gnuplot に付属する awk スクリプト pm3dCompress.awk を使うことで、そのファイルサイズを 50% まで小さくできるかもしれません。データが四角形の格子状になっている 場合は、スクリプト pm3dConvertToImage.awk を使うことでより大きな圧縮 率が得られる可能性があります。 使用法:

   awk -f pm3dCompress.awk thefile.ps >smallerfile.ps
   awk -f pm3dConvertToImage.awk thefile.ps >smallerfile.ps

竹野茂治@新潟工科大学
2015年1月5日