raise {plot_window_nb}
コマンド raise (lower の反対) は、pm, win, wxt, x11 等の gnuplot の対話型出力形式の実行中に、描画ウィンドウを上 (前面) に上げま す。描画ウィンドウを、デスクトップ上のウィンドウマネージャの z 方向の ウィンドウの重なりの前 (上) に置きます。
x11 や wxt のように複数の描画ウィンドウをサポートしている場合、デ フォルトではこのコマンドはそれらの複数のウィンドウを降順に上げ、最初に 作られたウィンドウを一番下に、最後に作られたウィンドウを一番上に並べま す。オプション引数の描画番号が与えられた場合、それに対応する描画ウィン ドウが存在すればそれのみが上げられます。
オプション引数は、単一の描画ウィンドウの出力形式、すなわち pm と win では無視されます。
ウィンドウが X11 で前面に出ない場合、もしかすると描画ウィンドウは、異 なる X11 セッションで動作している (例えば telnet や ssh セッションなど によって) か、または前面に出すことがウィンドウマネージャの設定によって 防害されている可能性があります。
竹野茂治@新潟工科大学