7 バッチ/対話型操作 (Batch/Interactive)

gnuplot は多くのシステム上で、バッチ処理形式、あるいは対話型のどちら の形式でも実行でき、それらを組み合わせることも可能です。

コマンドライン引数は、プログラムへのオプション (文字 - で始まる) か、 gnuplot コマンドを含むファイルの名前であると解釈されます。 -e "command" の形式のオプションは、gnuplot コマンドを強制的に実行させ、 各ファイルとこのコマンド文字列は、指定された順に実行されます。特別なフ ァイル名 "-" は、コマンドを標準入力から読み込むことを意味します。最後 のファイルを実行した後に gnuplot は終了します。読み込ませるファイル、 およびコマンド文字列を指定しなかった場合は、gnuplot は標準入力からの 対話型の入力を受け付けます。

exitquit はどちらも現在のコマンドファイルを終了し、まだ全ての ファイルが終っていなければ、次のファイルを load するのに使われます。

例:

対話を開始する:

     gnuplot

2 つのコマンドファイル "input1", "input2" を使ってバッチ処理を行なう:

     gnuplot input1 input2

初期化ファイル "header" の後、対話型モードを起動し、その後別のコマンド ファイル "tailer" を実行する:

     gnuplot header - trailer

コマンドラインから gnuplot コマンドを直接与え、終了後にスクリーン上 にグラフが残るようにオプション "-persist" を使う:

      gnuplot -persist -e "set title 'Sine curve'; plot sin(x)"

ファイルのコマンドを実行する前に、ユーザ定義変数 a と s をセットする:

     gnuplot -e "a=2; s='file.png'" input.gpl

竹野茂治@新潟工科大学
2015年1月5日