4.1 新しい構文 (New syntax)

Image figure_newsyntax
この版の gnuplot には、繰り返し (iteration) コマンドやブロック構造を扱 える if/else/while/do が導入されています。以下参照: if (67), while (91),do (61)。単純な繰り返しは、コマンド plot, set で利用できます。以下参照: iteration (68)。複数のコマンドを包含する一般的な繰り返しは、以下で紹介するブロック構造を利用することで行えます。新しい機能に関連して、数式 型の以下も参照: summation (14.3)。以下は、これらの新しい構文機能をいくつか利用した例です:
     set multiplot layout 2,2
     fourier(k, x) = sin(3./2*k)/k * 2./3*cos(k*x)
     do for [power = 0:3] {
         TERMS = 10**power
         set title sprintf("%g term Fourier series",TERMS)
         plot 0.5 + sum [k=1:TERMS] fourier(k,x) notitle
     }
     unset multiplot

現在は、データファイルからのデータ列を、ファイルの 1 行目に書かれたラ ベル名で選択することもできます。以下参照: columnhead (14.1)。例:

     plot for [crop in "Oats Peas Beans"] 'data' using "Year":crop

竹野茂治@新潟工科大学
2014年9月25日