描画に関する一般的な情報の大半は、plot に関する項で見つかります。3 次元描画に固有の情報は splot の項にあります。
plot は xy 直交座標系と極座標系が使えます。極座標系の詳細に関しては 以下参照: set polar (82.57)。splot は xyz 直交座標系のみしか扱えませんが、 コマンド set mapping で他の 2, 3 の座標系を使用することが出来ます。 さらに、オプション using を使えば、plot でも splot でもほとんど どんな座標系でもそれを定義して使うことが出来ます。
plot では、4 つの境界 x (下), x2 (上), y (左), y2 (右) をそれぞれ独 立な軸として扱うこともできます。オプション axes で、与えられた関数や データ集合をどの軸のペアで表示させるかを選べます。また、各軸の縮尺や見 出しづけを完全に制御するために十分な補佐となる set コマンド群が存在 します。いくつかのコマンドは、set xlabel のように軸の名前をその中に 持っていますし、それ以外のものは set logscale xy のように、1 つ、または複数の軸の名前をオプションとしてとります。z 軸を制御するオプション やコマンドは 2 次元グラフには効力を持ちません。
splot は、点や線に加えて曲面や等高線を書くことができます。3 次元の関 数の格子定義に関する情報については、以下参照: set isosamples (82.29)。3 次元 データのファイルに必要な形態については、以下参照: splot datafile (84.1)。等 高線に関する情報については、以下参照: set contour (82.14), set cntrparam (82.11)。
splot での縮尺や見出し付けの制御は、x2 軸と y2 軸を制御するコマンド やオプションは効果がなく、z 軸を制御するものにはもちろん効果がある、と いうことを除けば plot と全く同じです。
竹野茂治@新潟工科大学