91.4 Be

出力形式 be は、X サーバを利用するbeos オペレーティングシステム上 で gnuplot をコンパイルする人のためのものです。環境変数 DISPLAY がセ ットされているか、環境変数 TERMxterm にセットされているか、ま たはコマンドラインオプションとして -display が使われていれば、プログ ラムの起動時にこの出力形式が選択されます。

書式:

         set terminal be {reset} {<n>}

複数のグラフ描画ウィンドウをサポートしています。set terminal be < n> は番号 n のウィンドウに出力します。n> 0 の場合、その番号はウィンドウタ イトルとアイコン名に gplt < n> として付けられます。現在のウィンドウは カーソル記号の変化で区別できます (デフォルトカーソルから十字カーソルへ)。

gnuplot ドライバが別な出力ドライバに変更されても、描画ウィンドウは開 いたままになります。描画ウィンドウは、そのウィンドウにカーソルを置いて 文字 q を押すか、ウィンドウマネージャのメニューの close を選択すれば 閉じることができます。reset を実行すれば全てのウィンドウを一度に閉じ れます。それは実際にウィンドウを管理している子プロセスを終了します (も し -persist が指定されていなければ)。

描画ウィンドウは -persisit オプションが与えられていなければ、対話の 終了時に自動的に閉じられます。

描画サイズとアスペクト比は、gnuplot のウィンドウをリサイズすることで も変更できます。

線の幅と点のサイズは gnuplotset linestyle で変更可能です。

出力ドライバ be に関しては、gnuplot は (起動時に)、コマンドライン、 または設定ファイルから、geometry や font, name などの通常の X Toolkit オプションやリソースの指定を受け付けます。それらのオプションについては X(1) マニュアルページ (やそれと同等のもの) を参照してください。

他にも be 出力形式用の多くの gnuplot のオプションがあります。これ らは gnuplot を呼ぶときにコマンドラインオプションとして指定するか、 または設定ファイル ".Xdefaults" のリソースとして指定できます。これらは 起動時に設定されるので、gnuplot 実行時には変更できません。


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竹野茂治@新潟工科大学
2013年10月16日