81.47.1 Rectangle

書式:
   set object <index> rectangle
       {from <position> {to|rto} <position> |
        center <position> size <w>,<h> |
        at <position> size <w>,<h>}

長方形の位置は、対角に向かい合う 2 つの頂点 (左下と右上) の位置、ある いは中心点の位置と横幅 (< w> ) と縦幅 (< h> ) で指定できます。いずれの場合 も点の位置は、軸の座標 (first, second)、グラフ領域内の相対座標 (graph)、スクリーン座標 (screen) のいずれかを使用できます (以下参照: coordinates (10))。オプション atcenter は同じ意味です。

例:

   # 座標軸で囲まれた領域全体の背景を水色に
   set object 1 rect from graph 0, graph 0 to graph 1, graph 1 back
   set object 1 rect fc rgb "cyan" fillstyle solid 1.0


   # 左下角が 0,0, 右上角が 2,3 の赤い四角を一つ置く
   set object 2 rect from 0,0 to 2,3 fc lt 1


   # 青い境界の空 (塗り潰さない) 長方形を置く
   set object 3 rect from 0,0 to 2,3 fs empty border rgb "blue"


   # 頂点は移動しないまま、塗り潰しと色をデフォルトに変更
   set object 2 rect default

長方形の頂点をスクリーン座標で指定すると、それは現在のグラフの端まで伸 びることができます。それ以外の座標系では、長方形はグラフ内に収まるようにクリッピングされます。

竹野茂治@新潟工科大学
2013年10月16日