書式:
set terminal svg {size <x>,<y> {|fixed|dynamic}} {{no}enhanced} {fname "<font>"} {fsize <fontsize>} {mouse} {jsdir <dirname>} {name <plotname>} {font "<fontname>{,<fontsize>}"} {fontfile <filename>} {rounded|butt} {solid|dashed} {linewidth <lw>} {background <rgb_color>}
ここで < x> と < y> は生成される SVG グラフのサイズですが、dynamic は svg ビューワに描画のリサイズを許し、fixed は絶対サイズを要求します (デフォルト)。
linewidth < w> は図の中で使用される全ての線の幅を因子 < w> だけ増加さ せます。
< font> はデフォルトとして使われるフォント名 (デフォルトでは Arial)、 < fontsize> はポイント単位でのフォントサイズ (デフォルトは 12) です。 svg ビューワソフトは、そのファイルの表示の際には別の代用フォントを使う ことになるでしょう。
svg 出力形式は拡張文字列処理機能 (enhanced) をサポートしています。これ は、フォント指定や他の書式命令をラベルや他の文字列内に埋め込むことを可 能にします。拡張文字列処理モードの書式指定は他の出力形式の場合と同じで す。詳細は、以下参照: enhanced (12)。
オプション mouse は、対応する key 上でクリックすることでそれぞれのグ の描画を On/Off にする機能をサポートする javascript モジュールへのリン クを取り込むことを gnuplot に指示します。デフォルトでは、このスクリプト はローカルディレクトリ、普通は /usr/local/share/gnuplot/< version> /js か ら取得しますが、オプション jsdir に別のローカルディレクトリか、通常の URL を指定することでこれは変更できます。SVG 画像を Web ページに入れるの であれば、普通は後者の URL の方を指定します。
SVG では、SVG 文書中にフォントを直接埋め込むこともできますし、好きなフ ォントへのハイパーリンクを与えることもできます。fontfile オプション には、結果として出力される SVG ファイルの < defs> セクションの中にコピ ーされるローカルファイル名を指定します。このファイルは、それ自身がフォ ントを含んでいるか、または期待するフォントを参照するハイパーリンクを生 成するための行を含むもののどちらかです。gnuplot は、環境変数 GNUPLOT_FONTPATH のディレクトリリストから要求されたファイルを探します。 注: TrueType や PostScript フォントではない svg フォントを埋め込む必要 があります。
竹野茂治@新潟工科大学