75.88 Xlabel

コマンド set xlabel は x 軸の見出しを設定します。他の軸にも見出しを 設定する同様のコマンドがあります。

書式:

     set xlabel {"<label>"} {offset <offset>} {font "<font>{,<size>}"}
                {{textcolor | tc} {lt <line_type> | default}} {{no}enhanced}
                {rotate by <degrees>}
     show xlabel

同じ書式が x2label, ylabel, y2label, zlabel, cblabel にも適 用されます。

< offset> を x,y かまたは x,y,z の形式で指定した場合は、見出しは与えら れた値だけ移動されます。それに座標系を選択して、その前に first, second, graph, screen, character のいずれかをつけることもでき ます。詳細は、以下参照: coordinates (p. [*])。デフォルトでは character 座標 系が使われます。例えば、"set xlabel offset -1,0" は見出しの x 方向の 位置のみ変更し、大ざっぱに言って 1 文字分の幅だけ見出しを左にずらしま す。1 文字の大きさは、フォントと出力形式の両方に依存します。

< font> は見出しが書かれるフォントを指定するのに使われます。フォントの < size> (大きさ) の単位は、どんな出力形式を使うかに依存します。

textcolor lt < n> は、見出し文字列を線種 < n> の色にします。

noenhanced は、拡張文字列処理 (enhanced text) モードが有効になってい る場合でも、ラベル文字列を拡張文字列処理させないようにします。

見出しを消去するには、オプションをつけずに実行します。例: "set y2label"

軸の見出しのデフォルトの位置は以下の通りです:

xlabel: x 軸の見出しは下の軸の下の真中

ylabel: y 軸の見出しは出力形式依存で、以下の 3 つのいずれか:

1. 水平方向の文字列で描画の左上に左端に合わせて配置されます。文字列の 回転を行なえない出力形式では多分これが選択されます。set x2tics が同 時に使われている場合、ylabel は x2 軸の見出しの左端と重なるかも知れま せん。これは ylabel の位置か左の余白を調整することで対処できるでしょ う。

2. 垂直方向の文字列で、描画の左で垂直方向に中央揃えされます。文字列を 回転できる出力形式では多分これが選択されます。

3. 水平方向の文字列で、描画の左で垂直方向に中央揃えされます。LaTeX, TPIC ドライバではこれが選択されます。EEPIC ドライバでは、描画に重なら ないような、文字の積み重ねを生成しますが、その他のドライバ (LaTeX や TPIC のような) では、ylabel が描画に上書きするのを避けるために、 \ \ を 使って改行を入れる必要があるかもしれません。

zlabel: z 軸の見出しは軸の表示範囲より上で、見出しの真中が z 軸の真上

cblabel: 色見本 (color box) の軸の見出しは箱に沿って中央揃えされ、箱の 向きが水平なら下に、垂直なら右

y2label: y2 軸の見出しは y2 軸の右。その位置は、出力形式依存で y 軸と 同様の規則で決定。

x2label: x2 軸の見出しは上の軸の上で、描画タイトルよりは下。これは、 改行文字を使えば、それによる複数の行からなる描画タイトルで x2 軸の見 出しを生成することも可能。例:


     set title "This is the title\n\nThis is the x2label"

これは二重引用符を使うべきであることに注意してください。この場合、もち ろん 2 つの行で同じフォントが使われます。

x, x2, y, y2 軸のラベルの方向 (回転角) は、デフォルトの設定に対して明 示的に変更することができますが、これは 2 次元描画で、かつ文字列の回転 をサポートする出力形式のみで有効です。

もし軸の位置のデフォルトの位置が気に入らないならば、代わりに set label を使ってください。このコマンドは文字列をどこに配置するかをもっと自由に 制御できます。

バックスラッシュ文字列の作用、及び文字列を囲む単一引用符と二重引用符の 違いに関するより詳しい情報については、以下参照: syntax (p. [*])

竹野茂治@新潟工科大学
2010年3月14日