34.1.2.6.8 Perpendicular
splot に関して回転ベクトルの設定が、ベクトルを表現する 3 つの数字の 組を指定することで実装されていて、このベクトルは 2 次元の xy 平面に対 して向き付けられた法線ベクトル (perpendicular) を表しています。もちろ んそのデフォルトは (0,0,1) です。rotate と perpendicular の両方を指定 することにより、3 次元空間内で無数の方向へデータを向き付けられることに なります。

まず最初に 2 次元の回転が行なわれ、その次に 3 次元の回転が行なわれます。 つまり、R' をある角による 2 x 2 の回転行列とし、P を (0,0,1) を (xp,yp,zp) へ子午線方向に回転させる 3 x 3 の行列とし、R' を左上の部分 行列として持ち 3,3 成分が 1 でその他の成分が 0 であるような行列 (つま り z 軸周りの回転行列) とすれば、この変換を表す行列による関係式は v' = P R v となります。ここで、v はデータファイルから読み込まれた 3 x 1 の位置ベクトルです。ファイルのデータが 3 次元的なものでない場合 は、論理的なルールが適用されて 3 次元空間内のデータと見なされます (例 えば、通常は z 座標は 0 とされ、xy 平面内の 2 次元データと見なされます)。

竹野茂治@新潟工科大学
2009年4月5日