書式:
... {linetype | lt} <colorspec>
< colorspec> は以下の形式のいずれかです:
rgbcolor "colorname" rgbcolor "#RRGGBB" rgbcolor variable palette frac <val> # <val> は 0 から 1 の値 palette cb <value> # <val> は cbrange の範囲の値 palette z
"colorname" は gnuplot が内部に持っている色の名前のうちの一つを指定し ます。有効な名前の一覧に関しては以下参照: show palette colornames (p. )。
"#RRGGBB" は "#" 記号の後に 16 進定数を並べます。RRGGBB は、赤、緑、青 の色の成分を意味し、それぞれは 0 - 255 の範囲の数です。例えば、マゼン タ (紫) = 最も明るい赤 + 最も明るい青、なので、#FF00FF と表され、これ は 16 進数で、(255 < < 16) + (0 < < 8) + (255) を意味しています。
"rgb variable" は、3D 描画モード (splot) のみで有効で、using 指定子 に追加の列を要求します。その列は 24-bit 形式の RGB の 3 つ組であるとみ なされます。これはデータファイル中で 16 進値として (上を参照) 簡単に指 定できます。
例:
rgb(r,g,b) = 65536 * int(r) + 256 * int(g) + int(b) splot "data" using 1:2:3:(rgb($1,$2,$3)) with points lc rgb variable
カラーパレットとは、色の線型な勾配で、単一の数値を特定の色に滑らかに対 応づけます。常にそのような 2 つの対応付けが効力を持ちます。 palette frac は 0 から 1 までの小数値を、カラーパレットの全範囲に対 応付けるもので、palette cb は、色軸の範囲を同じカラーパレットへ割り 当てるものです。以下参照: set cbrange (p. )。以下も参照: set colorbox (p. )。 これらの対応付けのどちらかを使って、現在のパレットから定数色を選び出す ことができます。
"palette z" は、各描画線分や描画要素の z の値を、パレットへ対応づけら れている cbrange の範囲に対応づけます。これにより、3 次元の曲線や曲面 に沿って色を滑らかに変化させることができます。これは、2 次元描画で、パ レット値を追加の列データから読み込ませて色付けするのにも使えます。
竹野茂治@新潟工科大学