50.9.8 Nofontlist

デフォルトのフォントリスト (font table) は WebCGM で勧告されているフォ ントを含んでいて、これは Microsoft Office と Corel Draw の CGM (Computer Graphics Metafile) 入力フィルタに適合しています。他のアプリケーション は異なるフォント、あるいは異なるフォント名を使用するかも知れませんが、 それはマニュアルには書かれていないかも知れません。そのための回避策とし て、オプション nofontlist を使用して CGM ファイルからフォントリスト を削除するという方法があります。この場合、読み込んだアプリケーションは デフォルトのフォントリストを使用するでしょう。gnuplot はその場合でも フォント番号の選択のために自分のデフォルトのフォントリストを使用します。 よって、'Helvetica' が 1 番になり、それがあなたの使用するアプリケーシ ョンのデフォルトフォントリストの最初のものになります。'Helvetica Bold' がそのフォントリストの 2 番目のフォントに対応し、他も同様となります。

以前の winword6 オプションは今は nofontlist の同意語に成り下がりま した。winword6 オプションが回避策として使われていた、色やフォントリ ストに関する問題は、結局 gnuplot のバグであるとわかり、それは今では修 正されています。

竹野茂治@新潟工科大学
2007年12月17日