50.71 Atari ST (via VDI)

vdi 出力ドライバは、AES-Windows ではなく VDI 経由でスクリーンに出力 することを除けば atari 出力ドライバと全く同じです。

vdi 出力形式には、画面の色と文字のサイズを設定するオプションがあり ます。

書式:

     set terminal vdi {<fontsize>} {<col0> <col1> ... <col15>}

色を指定する場合、必ず文字サイズを指定しなければいけません。個々の (16 色までの) 色は、3 桁の 16 進数で与え、各桁は赤、緑、青 (RGB) の強度を (この順で) あらわします。0-15 の範囲は、実際にスクリーンが持つカラー の範囲に調整されます。例えば通常の ST スクリーンでは、奇数と偶数の強度 は同じになります。

例:

     set terminal vdi 4    # 小さい (6x6) フォント
     set terminal vdi 6 0  # 黒背景に白の白黒画面
     set terminal vdi 13 0 fff f00 f0 f ff f0f
                # 最初の 8 色を黒、白、赤、緑、青、シアン、紫とし、
                # 大きいフォント (8x16) を使用

また、環境変数 GNUCOLORS が設定されていれば、それもオプション文字列と して解釈されますが、明示的なターミナルオプションの方が優先されます。

竹野茂治@新潟工科大学
2007年8月27日