43.75 View

コマンド set viewsplot の視線の角度を設定します。これは、グラ フ描画の 3 次元座標をどのように 2 次元の画面 (screen) に投影するかを制 御します。これは、描画されたデータの回転と伸縮の制御を与えてくれますが 正射影しかサポートしていません。3 次元射影、および 2 次元描画的地図上 への 2 次元直交射影がサポートされています。

書式:

     set view { <rot_x>{,{<rot_z>}{,{<scale>}{,<scale_z>}}} | map }
     show view

ここで < rot_x> < rot_z> は、画面に投影される仮想的な 3 次元座標系の 回転角 (単位は度) の制御で、最初は (すなわち回転が行なわれる前は) 画面内の水平軸は x, 画面内の垂直軸は y, 画面自身に垂直な軸が z となっ ています。最初は x 軸の周りに < rot_x> だけ回転されます。次に、新しい z 軸の周りに < rot_z> だけ回転されます。

コマンド set view map は、描画を地図として表示するのに使います。これ は等高線 (contour) の描画、およびカラー表示 (pm3d) の色地図に使え ます。後者に関しては、入力データ点のフィルタ用の zrange の設定、およ び色の範囲の縮尺に関する cbrange の設定を適切に行うことに注意してく ださい。

< rot_x> は [0:180] の範囲に制限されていて、デフォルトでは 60 度です。 < rot_z> は [0:360] の範囲に制限されていて、デフォルトでは 30 度です。 < scale> splot 全体の伸縮率を制御し、< scale_z> は z 軸の伸縮のみを 行ないます。伸縮率のデフォルトはどちらも 1.0 です。

例:

     set view 60, 30, 1, 1
     set view ,,0.5

最初の例は 4 つの全てをデフォルトの値にしています。2 つめの例は縮小率 のみを 0.5 に変更しています。

set ticslevel も参照してください。

竹野茂治@新潟工科大学
2007年3月4日