パレットと画像描画をサポートしている出力形式では、image スタイルは描 画領域にぴったり合うように適切に配置され伸縮されたデータ配列 (matrix) を作ろうとします。そのような出力は効率的ですし、描画も速く行われます。 しかし、パレットと画像描画をサポートしない、あるいはまだそれらが実装さ れていない出力形式では、image スタイルは長方形をピクセル毎に塗りつぶ そうとしますので、あまり効率はよくありません。また、一般の平行四辺形の 画像に対しては、現在は常に平行四辺形をピクセル毎に塗りつぶします。
画像の各データ点の座標は 1 ピクセルの中心になります。すなわち、M x N 個のデータ集合は M x N ピクセルの画像を生成します。これは、M x N 個の データ集合が (M-1) x (N-1) 要素を作成する pm3d の構造とはやや異なりま す。画像データの格子の走査方向は 8 つの組合せの任意の一つが可能です。
以下はいくつかの出力形式に関する特有の情報です:
x11 と wxt - ピクセルはディスプレイの解像度に合うように繰り返されるか
一定の割合で潰されるかされ、フィルタ用の処理は他に持っていませ ん。よって、かなり高い面積の割合の画像が潰される場合、エイリアシ ングが起こる可能性があります。
postscript (pslatex, epslatex, pstex) - 標本化補間機能は無効になり、画
像は元の解像度のままコピーされます。
png - 出力はインストールされている libgd のバージョンに依存します。
gd 1.8.4 truecolor はサポートされていませんがドライバの関数は動 作します。 gd 2.0.4 truecolor は動作しますが、truecolor を選択しないと画像 は空白になってしまいます。 gd 2.0.9 truecolor も動作しますし、非 truecolor も動作します。
rgbimage も参照してください。
竹野茂治@新潟工科大学