長方形の幅はコマンド set boxwidth で制御できますが、以前の gnuplot への後方互換性として、boxwidth パラメータが設定されていない場合は set bars < width> で制御されるようになっています。
デフォルトでは、鉛直線分のてっぺんと底には垂直に交わる水平線は引かれま せん。それを引きたい場合、例えば典型的な例は箱ひげ図 (box-and-whisker plot) での使用ですが、描画コマンドにキーワード whiskerbars を追加し てください。デフォルトでは、水平線は箱 (candlestick) の水平幅一杯に引 かれますが、それは全体の幅に対する割合を指定することで変更できます。
デフォルトでは長方形は (開始値)> (終値) の場合は空で、(開始値)< (終値) の場合は 3 本の垂直線が入ります。箱の塗りつぶしが有効である場合、その 長方形は set style fill < fillstyle> にしたがって塗りつぶされます。 set bars, financebars を参照してください。また、以下も参照してくだ さい。
http://gnuplot.sourceforge.net/demo/candlesticks.html金融データのデモ
注意: 中央値を表すための記号などを追加したい場合、以下の例のように、ひ げ付きの棒グラフに他の描画コマンドを追加する必要があります:
# データ列: X '最小値' '1/4 位の値' '中央値' '3/4 位の値' '最大値' set bars 4.0 set style fill empty plot 'stat.dat' using 1:3:2:6:5 with candlesticks title 'Quartiles', \ '' using 1:4:4:4:4 with candlesticks lt -1 notitle
# ひげの上に水平線を伴う描画で、水平線の幅を全体幅の 50% にする plot 'stat.dat' using 1:3:2:6:5 with candlesticks whiskerbars 0.5
set boxwidth と set bars, set style fill を参照してください。
竹野茂治@新潟工科大学