箱の中身は現在の塗りつぶしスタイル (fillstyle) に従って塗りつぶされま す。詳細は set style fill を参照してください。新しい塗りつぶしスタイ ルを plot コマンド上で指定することもできます。
塗りつぶしスタイルが empty の場合は、箱は背景色で塗りつぶされます。
塗りつぶしスタイルが solid の場合は、箱は現在の描画色でベタ塗りされ ます。これには追加オプション < density> があり、それは塗りつぶし密度を 意味し、0 は背景色、1 は描画色そのものになります。
塗りつぶしスタイルが pattern の場合は、箱は現在の描画色であるパター ンで塗りつぶされますが、出力ドライバがサポートしている必要があります。
例:
データファイルを塗りつぶした箱で描画し、箱同士を少し垂直方向にスペース を空ける (棒グラフ):
set boxwidth 0.9 relative set style fill solid 1.0 plot 'file.dat' with boxes
パターンでの塗りつぶしスタイルの箱で sin と cos のグラフを描画:
set style fill pattern plot sin(x) with boxes, cos(x) with boxes
sin はパターン 0 で、cos はパターン 1 で描画されます。追加される描画は 出力ドライバがサポートするパターンを循環的に使用します。
それぞれのデータ集合で明示的に塗りつぶしスタイルを指定:
plot 'file1' with boxes fs solid 0.25, \ 'file2' with boxes fs solid 0.50, \ 'file3' with boxes fs solid 0.75, \ 'file4' with boxes fill pattern 1, \ 'file5' with boxes fill empty
現在、以下の出力ドライバのみが empty 以外の塗りつぶしスタイルをサポ ートしています: x11, windows, pm, wxt, postscript, fig, pbm, png, gif, hpdj, hppj, hpljii, hp500c, jpeg, nec_cp6, epson_180dpi, epson_60dpi, epson_lx800, okidata, starc, tandy_60dpi。BeOS ドライバ (be) はまだテストされてい ません。
竹野茂治@新潟工科大学