書式:
set mxtics {<freq> | default} unset mxtics show mxtics
これらの書式は mytics, mztics, mx2tics, my2tics, mcbtics に 対しても同じです。
< freq> は大目盛り間の、小目盛りによって分割される区間の数 (小目盛りの 数ではありません) です。通常の線形軸に対してはデフォルトの値は 2 か 5 で、これは大目盛りによって変化します。よって大目盛り間に 1 つ、または 4 つの小目盛りが入ることになります。default を指定することによって小 目盛りの数はデフォルトの値に戻ります。
軸が対数軸である場合、分割区間の数はデフォルトでは有意な数にセットされ
ます (10 個の長さを元にして)。<
freq>
が与えられていればそちらが優先さ
れます。しかし、対数軸では通常の小目盛り (例えば 1 から 10 までの 2, 3,
..., 8, 9 の刻み) は、9 つの部分区間しかありませんが、<freq> の設定は
小目盛りを任意の位置に設定するには、("< label> " < pos> < level> , ...) の 形式を set {x| x2| y| y2| z}tics で使用してください。ただし、< label> は 空 ("") で、< level> を 1 にします。
コマンド set m{x| x2| y| y2| z}tics は、大目盛りが一様の間隔の場合にのみ 働きます。もし全ての大目盛りが set {x| x2| y| y2| z}tics によって手動で 配置された場合は、この小目盛りのコマンドは無視されます。自動的な大目盛 りの配置と手動の小目盛りの配置は、set {x| x2| y| y2| z}tics と set {x| x2| y| y2| z}tics add とを使うことで共存できます。
例:
set xtics 0, 5, 10 set xtics add (7.5) set mxtics 5
set logscale y set format y "" set ytics 1e-6, 10, 1 set ytics add ("1" 1, ".1" 0.1, ".01" 0.01, "10^-3" 0.001, \ "10^-4" 0.0001) set mytics 10
デフォルトでは小目盛りの表示は、線形軸ではオフで、対数軸ではオンになっ ています。その設定は、大目盛りに対する axis| border と {no}mirror の指定を継承します。これらに関する情報については set xtics を参照し てください。
竹野茂治@新潟工科大学