?copyright ?license Copyright (C) 1986 - 1993, 1998 Thomas Williams, Colin Kelley Permission to use, copy, and distribute this software and its documentation for any purpose with or without fee is hereby granted, provided that the above copyright notice appear in all copies and that both that copyright notice and this permission notice appear in supporting documentation. Permission to modify the software is granted, but not the right to distribute the complete modified source code. Modifications are to be distributed as patches to the released version. Permission to distribute binaries produced by compiling modified sources is granted, provided you 1. distribute the corresponding source modifications from the released version in the form of a patch file along with the binaries, 2. add special version identification to distinguish your version in addition to the base release version number, 3. provide your name and address as the primary contact for the support of your modified version, and 4. retain our contact information in regard to use of the base software. Permission to distribute the released version of the source code along with corresponding source modifications in the form of a patch file is granted with same provisions 2 through 4 for binary distributions. This software is provided "as is" without express or implied warranty to the extent permitted by applicable law. AUTHORS Original Software: Thomas Williams, Colin Kelley. Gnuplot 2.0 additions: Russell Lang, Dave Kotz, John Campbell. Gnuplot 3.0 additions: Gershon Elber and many others. Gnuplot 4.0 additions: See list of contributors at head of this document. (以下おおまかな訳; 訳は正しくないかも知れませんので詳しくは上記の原文 を当たってください。訳者は責任を持ちません。) Copyright (C) 1986 - 1993, 1998 Thomas Williams, Colin Kelley このソフトウェアとその付属文書の使用、複製、配布の許可は、上記の著作権 (copyright) 表示が、全ての複製物に書かれていること、および著作権表示と この許諾文の両方がその支援文書に書かれていることを条件とした上で、この 文書により保証されます。 このソフトウェアの修正も認められています。しかし、修正を含む全ソースコ ードの配布の権利は認められません。修正はリリース版に対するパッチの形で 配布しなければなりません。修正されたソースをコンパイルして作られたバイ ナリの配布は、以下の条件の元で認められます: 1. リリース版からのソースの修正部分を、パッチの形でバイナリと共に配 布すること 2. ベースとなるリリース版と区別するために、そのバージョン番号に特別 なバージョン指定子を付加すること 3. その修正版のサポート用に、あなたの名前とアクセス可能なアドレスと を提供すること 4. ベースとなるソフトウェアの使用に関しては、我々の連絡情報を保持し 続けること リリース版のソースコードを、パッチの形でのソースの修正と一緒に配布する ことは、バイナリ配布に関する条項 2 から 4 までの条件の元で許されます。 このソフトウェアは "あるがまま" 提供され、適用可能な法律で許められる範 囲の保証を表明あるいは暗示していはいません。 著者 オリジナルソフトウェア: Thomas Williams, Colin Kelley. Gnuplot 2.0 追加: Russell Lang, Dave Kotz, John Campbell. Gnuplot 3.0 追加: Gershon Elber とその他の人々。 Gnuplot 4.0 追加: この文書の最初にある寄与者 (contributors) のリスト参照。 ?introduction ? `gnuplot` は,コマンド入力方式の対話的な関数描画プログラムです.コマン ドや関数名は大文字小文字を区別します.いずれのコマンドも,あいまいさ の無い限りにおいて省略することができます.1行中にはセミコロン(;)で区 切って複数のコマンドを書くことができます (ただし、`load` と `call` は 最後のコマンドでなければなりません).文字列は引用符を使って表します. 引用符は,一重でも,二重でも構いません.例えば load "filename" cd 'dir' しかし、両者には微妙な違いがあります (詳細は `syntax` を参照してくだ さい)。 コマンドラインでの引数は `gnuplot` 用のコマンドの書かれたファイルの名前 であるものとします.但し標準の X11 の引数は例外で,まず最初に処理され ます.各ファイルはコマンドライン上で指定された順に `load` コマンドで ロードされます.`gnuplot` は,最後に指定されたファイルを処理し終ると終 了します.ファイルが1つも指定されていない場合は,`gnuplot` は対話モー ドになります.特別なファイル名 "-" は標準入力を表します。詳細は "help batch/interactive" を参照してください。 `gnuplot` のコマンドの多くは複数のオプションを持っています。これらの オプションは、ほとんどの場合、不必要なものが省略できるよう、適切な 順序で指定することになっています。よって、もしコマンドの全部の指定が "command a b c" である場合、"command a c" は多分うまくいくでしょうが、 "command c a" はうまくいかないかもしれません。 コマンドは,複数行にまたがることができます.その場合は,最終行以外の 全ての行の行末にバックスラッシュ (\) を書く必要があります.バックス ラッシュは必ず各行 *最後* の文字でなくてはなりません.その結果として バックスラッシュと,それに続く改行文字が存在しなかったかのように扱わ れます.つまり,改行文字がスペースの役をすることもありませんし,改行 によってコメントが終了することもありません.ですから複数行にまたがる 行の先頭をコメントアウトすると,そのコマンド全体がコメントアウトされ ることになります (`comment` 参照).なお注意しますが、もし、複数行のコ マンドのどこかでエラーが起きたとき、パーサはその場所を正確には指示す ることができませんし、また、正しい行に指示する必要もないでしょう。 このドキュメントにおいて,中括弧 ({}) は省略可能な引数を表すものとし、 縦棒 (|) は,互いに排他的な引数を区切るものとします.`gnuplot` のキー ワードや `help` における項目名は,バッククオート (`) または可能な場合 には `boldface` (太字) で表します.角括弧 (<>) は,それに対応するもの に置き換えられるべきものを表します.多くの場合、オプションの引数には それが省略されるとデフォルトの値が使用されます。しかし、これらの場合 必ずしも角括弧が中括弧で囲まれて書かれているわけではありません。 ある項目についてのヘルプが必要なときには,`help` に続けてその項目名を 入力して下さい.または単に `help` や `?` でもヘルプの項目のメニューが 現われます。 初めて `gnuplot` を使う方は,`plotting` に関する説明から読みはじめると 良いでしょう (現在使用中であれば `help plotting` と入力して下さい). simple.dem デモを参照してください。あるいは以下の Web ページにも他のデ モと一緒にあります。 http://gnuplot.sourceforge.net/demo/simple.html ?help-desk ?seeking-assistance `gnuplot` ユーザのためのメーリングリストがあります。しかし、ニュースグ ループ comp.graphics.apps.gnuplot は、そのメーリングリストと同等であることに注意してください (どちらにも 同じメッセージが流れます)。私達はメーリングリストに参加するより、むし ろニュースグループのメッセージを読むことを勧めます。メーリングリストに 参加する方法に関しては、SouceForge にある gnuplot の開発 Web サイト http://gnuplot.sourceforge.net を参照してください。 メーリングリストメンバーへのメールアドレス: gnuplot-info@lists.sourceforge.net バグリポート、ソースの改良等は次のところへ: gnuplot-bugs@lists.sourceforge.net βテスト版に関するメーリングリスト: gnuplot-beta@lists.sourceforge.net 更新情報、既知のバグ情報を含む WWW ページもあります。 http://www.gnuplot.info 助けを求める前に、次をチェックしてください: FAQ (度々聞かれる質問; Frequently Asked Questions) の一覧 何か質問を投稿するときは、あなたが使用している `gnuplot` のバージョン、 実行マシン、オペレーティングシステム、といった全ての情報を含むようにし てください。その問題を引き起こす _小さい_ スクリプトがあればなお良いで す。その場合、データファイルのプロットよりも関数のプロットの方がより良 いです。もし、gnuplot-info へメールをするなら、そのメーリングリストの 購読をしているかどうかを述べてください。そうすれば、ニュースを見たユー ザはあなたへの返事をメールで出せば良いことが分かるでしょうから。そのよ うな記事のポストの form が WWW サイトにあります。 ?new-features これまでの最新の gnuplot の公式な リリース版は version 3.7 で、それは 3.7.3 まで更新されています。gnuplot version 4.0 では新しい機能がたくさ ん備えられていて、それらは 3.8a から 3.8k での開発スナップショット版の 中で徐々に追加されて来たものです。この節では主な追加機能や、修正や小さ な追加機能を一部紹介します。gnuplot の配布物には、それらの機能のとても たくさんのデモを行うサンプルスクリプトが付属していますので、ここではそ の名前を参照することにします。 マウス、またはホットキーによる現在の描画への作用が、X11, OS/2 プレゼン テーションマネージャ、ggi, windows 出力ドライバでサポートされています。 マウス動作に関する詳細は `mouse input` を、ホットキーに関する詳細は `bind` を参照してください。また、`ggi`, `pm`, `windows`, `x11` それぞ れのマウス動作に関する記述も参照してください。 ここでいくつか有用なホットキーを紹介します。 対話可能な出力ウィンドウ上で、'h' はヘルプ、'm' はマウス機能の ON/OFF、 'g' はグリッド、'l' は対数軸、'e' は replot となります。 'r' は特定の点での値と比較するための定規 (ruler) を用意します。通常の 軸では定規との距離、対数軸では定規の値との比を計測できます。'5' は極座 標での定規用です。 マウスでの拡大 (MB3) に対して拡大の履歴への移動は 'p', 'u', 'n' で、 'a' は自動縮尺機能です。 他のマウスボタンは現在のマウスの位置をクリップボードに出力したり (MB1 のダブルクリック)、一時的な、あるいは永続的な見出しをつけたり (真中の ボタン MB2) します。 3 次元曲面はマウスで回転します。 space キーで gnuplot のコマンドウィンドウに移ります。 サンプルスクリプト: mousevariables.dem `aqua`: Mac OS X 用の新しい出力形式 `epslatex`: 新しい出力形式。latex 文書中に取り込むための eps 画像の生 成を行ないます。 `gif`: この出力形式は、通常のインストール条件 (configure 時の設定) で は、法的な理由によりサポートはされず、`png` へと移行されています。gif を要求するような古いスクリプトも動作しますが、実際には代わりに `png` ファイルを生成するようになっています。 `ggi`: Linux のための新しいフルスクリーン対話型出力形式。General Graphics Interface ライブラリへのインターフェース。 `pdf`: Adobe Portable Document Format の出力を行なう新しい出力形式。 ibpdf が必要です。 `png` および `jpeg`: libgd を使う新しいドライバによる PNG 画像、JPEG 画像出力のサポート。新しいドライバは、TrueType フォントなど、以前の PNG ドライバよりもより多くの機能をサポートします。libgd が必要です。 `postscript`: PostScript ドライバは、現在は oblique symbol フォントも 使えますし、実行時に PostScript フォントを埋め込むことも可能です。また 文字エンコードも追加されてサポートされています。 `postscript fontfile` と `set encoding` を参照。 サンプルスクリプト: fontfile.dem `svg`: 縮尺可能なベクトルグラフィックス (Scalable Vector Graphics) を 出力する新しい出力形式。 `x11`: X-windows ドライバは現在では、フォントの指定が可能になっていま す。`set term x11 x11_fonts` を参照。x11 で同時に使用できる描画ウィン ドウ数の制限は現在はなくなっていますし、それぞれの描画ウィンドウにそれ ぞれのタイトルを付けることも可能です。`set term x11` 参照。 コマンド `splot` は現在では、2 次元の色地図や 3 次元曲面を、灰色階調や カラーパレットで連続階調で塗ることができます。`set pm3d`, `set palette`, `set cbrange`, `set view map`, `set colorbox`, `test palette` 参照。 サンプルスクリプト: pm3d.dem pm3dcolors.dem pm3dgamma.dem `filledcurves` 描画スタイルでは、描画される曲線と水平線の間の領域を塗 りつぶすことができます。 サンプルスクリプト: fillcrvs.dem boxes 描画スタイルを含む幾つかの描画スタイルに対して、カラーによるベタ 塗り、またはパターンによる塗りつぶしを設定できます。`boxes`, `boxerrorbars`, `boxxyerrorbars`, `candlesticks`, `set style fill` 参照。 サンプルスクリプト: fillstyle.dem candlesticks.dem データの近似や補間に関する幾つかのルーチンが用意されていて、それで入力 データをフィルタできます。`smooth`, `frequency`, `unique` 参照。 サンプルスクリプト: step.dem mgr.dem 文字列のラベルを生成するほとんどの gnuplot の描画コマンドは、現在は文 字色、フォント、大きさ、回転角度の指定を受け付けます。`set label` 参照。 しかし、全ての出力形式がこれらをサポートしているわけではありません。 拡張テキストモードは postscript, pm 出力形式では既に有効だったものです がそれが、他の出力形式にも拡張されました。この機能をサポートしているの は、dump, jpeg, pdf, pm, png, postscript, x11 などです。`enhanced text` を参照。 サンプルスクリプト: textcolor.dem textrotate.dem `postscript`, `x11`, `pm` などのいくつかの出力形式で、文字コード化 (`encodings`) のサポートがいくつか追加されています: ISO 8859-1 (Latin 1), ISO 8859-2 (Latin 2), ISO 8859-15 (ユーロ記号を含む 8859-1 の亜種), KOI8-R (キリル文字), および幾つかのコードページ。詳細は `encoding` 参 照。 片方、あるいは両端に矢先のついた矢を、`plot with vectors` スタイルを用 いて、データファイルから、あるいはコマンドラインから別々に描画グラフ上 に配置することが可能です。`set style arrow`, `plotting styles vectors` 参照。 サンプルスクリプト: arrowstyle.dem 新しい `set datafile` コマンドは、入力データの形式に関する情報を指定す るのに使えますが、例えばフィールドを分離する文字やコメント行を意味する 文字、欠けたデータを示す文字の指定などに使えます。gnuplot は、現在は datafile 形式の設定に基づいて、空白を持つような文字列フィールドも単一 項目とみなすことができます。これにより表計算ソフトが出力するような cvs (コンマ分離形式) ファイルの入力も可能になります。`set datafile` 参照。 `set ` を undo するコマンドは現在は `set no` で はなくて `unset ` になっていて、以前の形は批判されてきました。 Version 4.0 では、まだ古い書式も使えるようになっていますが、そのような 後方互換性は将来の版では失われるでしょう。 `set