Misc. Reference Manual Pages FvwmSaveDesk(2.0) 名前 FvwmSaveDesk もう一つの FVWM デスクトップ配置の保存モ ジュー ル 形式 FvwmSaveDesk は fvwm によって実行されるので、コマンドライ ン からの呼び出しでは動作しません。 説明 両方の版のものをどちらも実行できるように Fvwm2 をコンパイ ル できます。よって、それぞれのファイル名は違っていなければいけ ません。私はこのオプションで Fvwm をコンパイルしました。2 つ の ファイルは、この説明の中では以下であるとします: .fvwm2rc (.fvwmrc) および .fvwm2desk (.fvwmdesk) このモジュールが呼び出されると、これは現在のデスクトップのレ イ アウトを、あなたのホームディレクトリのファイル .fvwm2desk の中の関数 InitFunction に対する追加行定義によって保存 し ま す。 他の文書で説明されている通り、この関数は fvwm2 の起動時 に呼び出されます。あなたは、このファイルを、 .fvwm2rc の 中 で、関数 InitFunction の定義の後で読み込む必要がありますが、 モジュール FvwmM4 または FvwmCpp を使うことでもこれを行う こ とができます。 あなたが使用するアプリケーションが、X ウィンドウシステムへの 確実なヒント情報を提供している必要があります。例えば、 Emacs と Netscape はそうしませんので、FvwmSaveDesk はそれらから な んら情報を取得できません。 さらに、FvwmSaveDesk は、アプリケーションがコマンドライン オ プションを大域的に受け付けると仮定しますが、実際は違っている かもしれません。 fvwmm4 モジュールを使った設定 M4 マクロプロセッサは、そのマクロが単語の中に含まれていて も 置き換えを行います。そのため、インクルードしたり定義した定義 済みマクロが問題を引き起こすことがあります。これを避けるため に、GNU M4 にはすべての組み込みマクロに 'm4_' という接頭辞を 付けるためのオプションがあり、FvwmM4 をオプション -m4-prefix つ きで呼び出すと、m4 にオプション -P がつけられます。私は個 人的に FvwmM4 モジュールをこの方法で使っています。 fvwm2 -f "FvwmM4 -m4-prefix -m4opt -I$HOME $HOME/.fvwm2rc" これは、単に以下の行を .fvwm2rc の最終行に追加します: m4_include(`.fvwm2desk') SunOS 5.9 Last change: Jul 6 1996 1 Misc. Reference Manual Pages FvwmSaveDesk(2.0) FvwmCpp モジュールを使った設定 FvwmCpp を使う場合、.fvwm2rc にコメントを入れている場合、 プ リ プロセッサ命令がコメント記号 '#' で始まるために、未知の命 令に関して文句を言ってくるような問題が起こるかもしれません。 fvwm2 -f "FvwmCpp -C-I$HOME $HOME/.fvwm2rc" これは、単に以下の行を .fvwm2rc の最終行に追加します: #include ".fvwm2desk" 呼び出し FvwmSaveDesk は、ファイル .fvwm2rc 内にそれをメニューに追 加 したり、マウスボタンやキーストロークに割り当てることで呼び出 すことができます。fvwm2 は、FvwmSaveDesk の置き場所を探す と きに設定オプション ModulePath で指定されているディレクトリを 検索します。 メニューにそれを入れるには、以下の行 + "Save Desktop" Module FvwmSaveDesk をメニューの定義に追加します。マウスボタンに割り当てるのは多 分それほど便利ではありませんが、以下のような行を追加すること でそれは行えます: Mouse 3 R CS Module FvwmSaveDesk この場合、ルートウィンドウ上でシフトキーとコントロールキーを 押したままマウス右ボタンが押された場合に FvwmSaveDesk が呼び 出されます。 FvwmSaveDesk をファンクションキーF10 に割り当てるには、例 え ば以下の行を追加してください: Key F10 A Module FvwmSaveDesk 私は個人的に FvwmButtons モジュールのボタンとして追加して い ます: *FvwmButtons SaveDesc desk.xpm Module FvwmSaveDesk 作者 Carsten Paeth (calle@calle.in-berlin.de) SunOS 5.9 Last change: Jul 6 1996 2