Misc. Reference Manual Pages FvwmConsoleC.pl(1x) 名前 FvwmConsoleC.pl - FVWM コマンド入力インターフェースのコマ ン ドエディタ 形式 FvwmConsole -e /usr/X11/lib/fvwm2/FvwmConsoleC.pl COPYRIGHT (原文) Copyright 1996, Toshi Isogai. No guarantees or warranties are provided. Use this program at your own risk. Permission to use this program for any purpose is given, as long as the copyright is kept intact. 著作権 (日本語訳) 1996 年の Toshi Isogai による著作物です。いかなる保険も、 保 証も与えません。このプログラムはあなた自身の責任で使用してく ださい。この著作権がこのまま保持されている間はどんな目 的 で あっても、あなたはこのプログラムを使用できます。 説明 FvwmConsoleC.pl は、ユーザの行の入力に際し、その編集能力を提 供 します。デフォルトでは、行の編集コマンドは emacs のものと 似ています。これは、コマンドを送る前にあるパターンを文字列に 置き換える 置換機能も提供します。 関数 関数の呼び出しは、キー、あるいはキーの組合せに割り当てられて います。以下に有効な関数とそのデフォルトのキー割り当てを示し ます。 bind Meta-k, Cntl-x Cntl-b キー割り当てと置換の一覧を示します。 boh ヒストリの先頭へ移動します。 boh_ign_mode Esc-< ヒストリの先頭へ移動します。検索モード内では、それ を続けます。 bol Home, Cntl-a カーソルを行頭へ移動します。 bs[(n)] BackSpace, Cntl-h n 回バックスペースします。デフォルトの n は 1 で す。 cancel SunOS 5.9 Last change: July 16 1996 1 Misc. Reference Manual Pages FvwmConsoleC.pl(1x) Cntl-x Cntl-k 現在の入力をキャンセルします。 del_back_line 行頭からカーソル位置までを削除します。 del_back_word Cntl-w 単語の先頭からカーソル位置までを削除します。 del_char [(n)] Delete, Cntl-d カーソル位置から右に n 文字を削除します。デフォ ル トの n は 1 です。 del_forw_line Cntl-k カーソル位置から行末までを削除します。 del_forw_word Meta-d カーソル位置から単語末までを削除します。 del_line Cntl-u その行全体を削除します。 enter Enter, Cntl-j, Cntl-m 適用可能ならば置換を実行し、その行を Fvwm に送信し ます。 enter_wo_subst Meta-Enter 置換せずに Fvwm にその行を送信します。 eoh ヒストリの最後へ移動します。 eoh_ign_mode Esc-> ヒストリの最後へ移動します。検索モード内では、それ を続けます。 eol End, Cntl-e カーソルを行末へ移動します。 ins_char (str) カーソル位置に文字列を挿入します。 ins_last_word Esc-. 直前のコマンドの最後の引数をカーソル位置へ挿入しま す。 ins_nth_word Meta-[1..9] 直前のコマンドの n 番目の引数をカーソル位置へ挿 入 します。 list_func Meta-l SunOS 5.9 Last change: July 16 1996 2 Misc. Reference Manual Pages FvwmConsoleC.pl(1x) 現在有効な編集関数の一覧を表示します。 next_char Right, Cntl-f カーソルを次の文字へ移動します。 next_line Down, Cntl-n ヒストリの次の行へ移動します。 next_word Meta-f カーソルを次の単語へ移動します。 prefix キーの組合せの割り当て用に次の文字の入力を待 ち ま す。 prev_char Left, Cntl-b カーソルを前の文字へ移動します。 prev_line Up, Cntl-p ヒストリの前の行へ移動します。 prev_word Meta-b カーソルを前の単語へ移動します。 quote Cntl-q バッファに入力された次の文字を実際に挿入します。 search Cntl-s ヒストリ内でパターンを検索します。 search_rev Cntl-r ヒストリ内でパターンを逆順に検索します。 subst Meta-s すべてのパターンを文字列に置換し、その行を再び表示 します。置換はネストはされず、定義されている順の実 行もされません。 設定 キー割り当ては fvwm のモジュールの設定内に定義、上書きできま す。 *FvwmConsoleKey \ck prev_line 空白の含まれない文字列は引用符で囲む必要はありません。未定義 にするには、最後の引数を省略してください。 *FvwmConsoleKey SunOS 5.9 Last change: July 16 1996 3 Misc. Reference Manual Pages FvwmConsoleC.pl(1x) 非メタ文字は、小文字と大文字は区別されることに注意してくださ い。\c はコントロールキー、\e はエスケープ、\m は Alt キーを 意味します。 これは、Subst の設定も許可します。ユーザはよく長い fvwm コマ ンドを繰り返し入力しますが、Subst は特定の入力列をユーザ定義 文字に置き換えてくれます。例: *FvwmConsoleSubst '^bigx' 'Exec xterm -g 120x60+0+0 -fn 10x20 -fg black -bg lemonchiffon' これは、'bigx' を FvwmConsole 内で入力すると、 xterm が起動します。 '^' は 正規表現で、行の先頭を意味します。コマ ンド内の 'pl' は置き換えられません。書式は難しそうで す が、 Perl の正規表現を受け付けます。単一引用符、または二重引用符 は単に分離符として使っています。単一引用符と二重引用符には違 いはありませんが、前後ではそれらは一致しなければならず、それ 自身を文字列内に入れることはできません。 *FvwmConsoleSubst '^g\s*(\d+)' 'Desk 0 0\nGotoPage 0 $1\nFocus' 'g4' または 'g 4' を入力すると、デスクトップ 0 のページ 0 4 へジャンプし、フォーカスします。 呼び出し FvwmConsoleC.pl は FvwmConsole によって呼びだされる も の で す。 参照 FvwmConsole(1x), perlre(1) 作者 Toshi Isogai SunOS 5.9 Last change: July 16 1996 4