1 はじめに

本稿では、csh スクリプトの入門用のサンプルプログラムとして、 指定したいくつかの URL の WWW ページをまとめて取得するものを紹介します。

定期的によく参照する WWW ページは、ブラウザ側でブックマークに登録して、 それをブラウザ画面でマウスで選択しながらアクセスする、 という方法が一般的だと思いますが、 それだとそのページが更新されているかどうかの確認や、 各ページへのネットワークアクセスに時間がかかったりします。

それを、WWW ページのソースファイル (HTML ファイル) だけ 時間に余裕のあるときにまとめて持ってくるようにすれば、 それを見るときはネットワークに接続せずに速く参照できますし、 以前取得しておいたものと比較することで、 更新されているもののみを参照するといったことも可能になります。

今回は、そのうち簡単なことを行う csh スクリプトをサンプルとして、 それに必要となる csh スクリプトの構文や書き方について説明します。 csh スクリプトの構文の概要については、 [2] を参照してください。

竹野茂治@新潟工科大学
2008年1月22日