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(PDF ファイル: awkwww4.pdf)
1 はじめに
以前、HTML ファイルを手元に保存して、
それを AWK で加工する例を紹介しました ([4],[5],[6])。
私は、それに必要な複数の HTML ファイルを、
ブラウザを使わずにまとめて取得するようなシェルスクリプト1を書いてそれを使っていて、今度はそれを紹介しようと思ったのですが、
以下のような問題があることに気がつきました。
- これまでは Unix でも MS-Windows でも共通に動く物を書いてきたのに2シェルスクリプトの話にすると、
ほとんどの MS-Windows ユーザには使えないし意味がない話になってしまう
- MS-Windows 上で、Unix 同様のシェルスクリプトを使うようにするためには、
cygwin3 を使うか、
その他の Unix シェル互換のソフトを使う必要があるが、
どちらにしてもやや面倒
- MS-Windows 上でそれを行う場合、
MS-Windows のバッチファイルではやや不十分
- MS-Windows 上では、バッチファイルより少し高級な
スクリプティング環境として WSH があるが、
それを勉強するのは私の能力が不十分4
考えてみれば、AWK 内部でも system() 関数を使えばコマンドを実行できるので、
いっそついでにこの話も AWK で書いてみることにしました。
AWK 上ならば、プログラミングもできますし、関数も使えますし、
Unix でも MS-Windows でもどちらでも動くものを作ることもできますし、
シェルプログラムよりもいい点があります。
よって今回は、[5],[6] で紹介した作業、
および HTML ファイルを持ってくる作業を題材にして、
AWK を使ったシェルプログラミング (のようなもの)
について考えてみたいと思います。
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竹野茂治@新潟工科大学
2006年9月29日