実際には、この和の公式はベルヌーイ数で表現できることが 知られており ([2])、 本稿の手法は、そちらの観点からはあまり意味がないかもしれないが、 初等的な手法しか用いていないので、 高校生でも理解できる内容だと思う。
個人的には、指数 が偶数か奇数かで和の式を求める難易度や、 , の漸化式の簡便さもだいぶ変わってしまうことが 興味深く感じる。 それは、もしかしたら指数 を一般の実数、あるいは複素数に 拡張してその和を の関数と考えた場合に その に関する性質として見えてくるかもしれないが、 専門分野ではないのでそのあたりは全くわからない。
竹野茂治@新潟工科大学