アンケートの意見に対する回答をこちらにまとめておきます。
アンケート問題のページに戻る以前の講義よりは板書量を減らしていますし、 講義中に教科書に書いてあることはノートを取らなくても良い、と指示しています。 かなり限界に来ていると思いますので、逆にこの程度のスピードには ついて来て欲しいと思います。 だらだら講義を受けるのでなく、一所懸命ノートを取ってください。
書き写すだけになる、というのはある程度しかたないと思います。 「大学の講義について」 にも書きましたが、 大学の講義は講義の内容が多いので、 講義中に全部を理解するのは難しいでしょうし、 そもそも大学の単位は講義外に講義と同じくらいの時間の勉強をして単位になる、 と計算されているのですから、 講義内容は自分で勉強して理解する、ノートはその理解の助けとする、 という形が正当な勉強方法だと思います。
個々で勉強のペースというのは違うのですから、自分のペースで勉強する、
講義はその自分の勉強を助ける場である、と考えるのがいいのではないでしょうか。
高校までの、人に教えられて分かる、というような受動的な勉強方法から脱却し、
自分で必要と思うことを勉強し、自分で本から理解する、
という能動的な勉強方法に変えて行くことも大学で学ぶべきことの一つです。
(06/01 2002)
「大学の講義について」 にも書きましたが、 大学の講義は講義の内容が多いので、 高校などよりも進度は早いのです。 これでも以前の講義よりは進度を落していますし、 かなり限界に来ていると思いますので、逆にこの程度のスピードには ついて来て欲しいと思います。
それでも早いと思うなら、教科書は与えてありますし、
講義もほぼ教科書通りに進めているだけですから、
講義のペースに惑わされずに自分のペースで勉強したらいかがでしょうか。
元々大学の勉強というのはそういう物だと思います。
(06/01 2002)
「大学の講義について」 にも書きましたが、 大学の講義は講義の内容が多いので高校などよりも演習問題を やっている時間は少ないのです。 これでも以前の講義よりは演習問題を増やしていますし、 講義中に問題を解く時間も与えています。かなり限界に来ていると思います。
なお、本来大学の講義ではそれほど演習問題をやらない講義が多いですし、 教科書も演習問題が少ないものが多いです。 それにもちゃんと 理由 があります。 高校までのような、授業中に問題をやらされて理解するのでなく、 必要と思われる問題を自分で見つけて自分で解いて理解する、 という勉強スタイルに変えて行く、ということも大事な勉強です。 図書館に行けば必要な本は十分見つかると思います。
また演習問題は、高校のように特定の問題のパターンを身につける、 というためのものではなく、理解するためのものだ、という意識が必要です。 不必要に特定の分野の問題ばかりやるのではなく、 問題がなくなってある程度理解したら、先に進んで勉強してください。
なお、基礎数理 III の教科書は、巻末に補充問題が用意されています。 それをやるのもいいでしょう。
基礎数理 I では、試験問題対策用に問題のプリントを配布して、
という意見がありましたが、何か勘違いしていないでしょうか。
試験の対策は私がやるものではなくあなた方がやることだと思いますが。
(06/01 2002; 06/23 2002 修正)
教科書は、通常の大学の講義、あるいは高校のカリキュラムから見ても さほど難しいとは思いません。 講義の内容も、例年の単位取得状況から見て、 学生に取ってさほど難しいものではないだろうと思います。 また基礎数理 I は、クラス分けのテストの点数から見て、 さほど難しいものではないだろうと思います。
難しいと感じるのは足りない部分があるからではないでしょうか。 全ての学生に共通に足りない部分があれば それは我々も対処すべきかも知れませんが、 通常足りない部分を補うのは学生がやるべきことですし、 それを怠ればそれは学生の責任となります。
高校の内容で分かっていないところがあれば、
高校の教科書に戻って、または高校の参考書等を買って、
自分で勉強しましょう。
それは全然恥ずかしいことではありません。
(06/01 2002; 06/23 2002 修正)
補習を設けてもらいたい、という意見もありましたが、 足りない部分は必要ならば自分で補ってください。 ほとんどの学生が内容を理解していない、などと書いている人もいましたが、 決してそんなことはなく、ちゃんと問題が解けている人も多いです。
基礎数理 III に関わらず、ギャップは誰でもどんな講義でもあるのです。
基礎数理 I だって、自分の実力とのギャップを感じている人は多いはずです。
足りない部分は自分で補わなければ仕方がないのです。
大学とはそういうところです。
(06/01 2002)
字が汚いのは申し訳ないと思っています。 なるべく丁寧に書くように心がけたいと思います。
しかし、もし判別しにくいものがあったら、あなたがわかりにくいときは 他にもわかりにくいと思う人はいるでしょうから、 講義中にその場で指摘してください。
また、字が小さいという意見が基礎数理 I でありましたが、
ならば前の方に座ったらいかがでしょうか。まだ前の方はかなり空いていますよ。
これ以上字を大きく書くことは、板書を今まで以上に早く消すことになるので
できればそれはしたくありません。
(06/01 2002; 06/23 2002 修正)
代筆されて困るなら何か出席に変わるものを課したら、 ということも書いてありましたが、少しも困ってなどいません。
私の個人的な意見ですが、本来は講義など 1 回も出席しなくても、 自分で理解できてそれで試験も合格点が取れるならばそれで十分だと考えています。 単位は講義時間だけで計算されているわけではありません。 勉強は自分でやらなければ分かるようにはならないし、 受動的なものではなく能動的なものであるべきです。
毎回講義に出席しても全く分からない人と、 全然講義に出て来なくて自分で勉強して理解している人では、 大学では本来後者が讃えられるべきだろうと思います。
ただし工学部では、真面目にこつこつやる、ということも
評価されるべきことかも知れない、と考え
必修科目に関しては出席点も考慮していますが、
選択科目は大学本来の講義形式に徐々に変えていこうと思っています。
(06/01 2002)
現在、基礎数理 III では出席者は 75 名程度 (110 人教室) ですから 狭いとは全く思いません。 うちの大学の教室は縦長なので、後ろからは見にくいということでしたら 前の方に座ってください。前の方は多少空いているようですよ。
大講義室で講義したら、という意見がありましたが、 あそこは黒板を使った講義を行ないづらいところで、 基礎数理の講義は難しいのです。 2 クラスに分けて欲しい、という意見もありましたが、 それほどの人数は出席していないですね。
基礎数理 I,II はクラス分けしているので少ないのですが、
むしろあれの方が異常なのです (110 人教室に 40 人位)。
(06/01 2002)
逆に分かりやすいと答えている人もいますので、 個人差があるのだろうと思います。 別に私の説明にこだわる必要はありません。 教科書の方が分かりやすいならそれで勉強すれば良いでしょうし、 他の本が良いならそれで勉強してください。 自分にあった説明を見つければ良いのだと思います。
また、
講義中に全てを理解することは難しい のだということも付け加えておきます。
(06/24 2002)
まず講義中に全てを理解したい、という姿勢を変えるべきだろうと思います。 大学の講義 はそういう場ではありません。 講義以外のときに自分で問題 (宿題) を解く、 取っておいたノートを教科書とつき合わせて見て理解をする、 それでも理解するのに足りない部分があるようなら、 どこでつまづくのかを見つけだしそれを補う、 そういう大学での勉強スタイルに早く慣れるのが一番だろうと思います。
大学の勉強はやらされてやるものではありません。
自分で手を動かして、自分なりに理解する、それが肝心です。
(06/24 2002)
と言われてもどうしようもありません (^^; 早起きがつらい、というのは
規則的な生活 + 早寝 (と多少の緊張感)の習慣づけですぐに改善できるんですが、 学生は多分そちらを優先しないでしょうからねぇ。
私は塾の先生でも予備校の先生でもありません。甘えすぎです。
ただ、「解説していない問題を解いてみたんだけど、
どうも解き方が分からない」という話なら相談にのりますので
質問してください。
(もちろん解説なんて作りませんが)
(06/24 2002)
私の講義ではなるべく継続していく予定ですが、
「大学の講義について」 にも書きましたが、
私はむしろこれは本来の大学の講義の形ではないと思っています。
これを「良い」と思うのでなく、そういう形式からは脱却し、
やらされて初めてやるのではなく、言われる前に自分で必要と思われる問題を
自分で解くという能動的な勉強法に変えていくべきだと思います。
(06/01 2002)
従来はそうでもなかったのですが、教科書に沿って講義してくれ、
という声があったので多少そのように変えました。
しかし、
「大学の講義について」 にも書きましたが、
本来はそうでない講義の方が中身があるのだと思っています。
(06/01 2002)
現状を維持したいと思います。
(06/01 2002)
現状を維持したいと思います。
(06/01 2002)
現状を維持したいと思います。
(06/01 2002)
現状を維持したいと思います。
しかし、私自身はあまり今の講義は良いとは思っていません。
アンケートの意見を採り入れて現在のような講義になっていますが、
以前の講義の方が本来は「良いのだ」と感じています。
(06/01 2002)
板書量が多い、進度が早い、という意見に対する対処の一環なのです。
今後も適宜プリントを配布する予定です。
(06/01 2002)
アンケートの結果を採り入れての対処なのですが、 実は私は必ずしも良いとは思っていません。 教科書の話の流れはどうもおかしいと感じるときがあり、 よほど変だと思うときは変えますが、 あまりそうでないときは無理して教科書に合わせています。
以前は教科書は大まかにはそれに従うけれども、
実際にはそれにはあまり因われずに、
むしろ皆さんに説明するのにできるだけ自然だと思われる流れで
説明を行なっていました。
私は今でも、ある面ではそちらの方が良いと思っています。
(06/24 2002)
これは、色々思考錯誤し幾つかの方法を試した末現在の形にしています。 従来の形式、例えば
そうですか。それはどうも。 ただ、私は、工学部の学生は理屈よりもむしろそれを道具として使えることの方が 大事だと思っていますので、公式の証明はなるべく減らそうとしています。
申し訳ないですが、そのように証明をとばした部分が気になるようなら
自分で教科書を読んで勉強してみてください。分からなかったら質問してください。
ただし、もしそうなっても、そういうところでつっかえるよりも
むしろ先に進むことの方が多分大事だと思います。
(06/24 2002)
しかし、まだ遅い方だと思います。
それに速いといっても、実は深いことを全然やっておらず
上っ面だけやっているので速く進められるのです。
そう驚くほどのことはありませんし、難しくもないと思います。
(06/24 2002)
試験のときにも言いましたが、 私の講義の試験は、講義中に出した例題、演習問題、宿題等と ほぼ同等の問題を出すことが多いです。
たまに気が変わるときもありますが
(例えば教科書、ノート持ち込み可としてその代わり難しい問題を出す等)、
それに関しては試験前のテストに関する説明を聞いてください。
(06/24 2002)
ガイダンスで説明を受けたと思いますが、60 点に満たない不合格者は
再試験対象か否かは、定期試験後ある定められた期間までに発表されます。 再試験対象で再試験を受けたい人は、定められた期限までに 再試験登録料を払って再試験登録を済ませる必要があります。 ただし、再試験は通常その前に再教育を伴い、 それは不定期な日程で実施されるので掲示に注意しましょう。
もちろん再試験登録をしなければそこで不合格となりますし、 再試験の結果再び不合格になることもあります。
そして、再試験では最高でも 60 点しかつきません。 なお、次年度に再履修する場合はそのような制限はつきません。
個人的な意見ですが、良く理解できずに再試験で 60 点で合格するのと、
再履修して 2 年がかりで多少理解して 70 点を取った場合は
後者の方が偉いと思いますが、どうするかはもちろん本人の自由です。
(06/24 2002)
講義中に「こう書いてください」と言ったものはそれに従ってください。 例えば log の書き方や "2x(-3)" のカッコをつけ忘れない、 などがそれに当たります。
「こう書いた方が良いです」「こう書くこともあります」程度のものは 別に従う必要はありません。 例えばこの質問に書いてあった、 等号を含む不等号の書き方は、 私は等号部分を 1 本線だけにして、さらにそれを斜めに書きますが、 高校流に水平な 2 本線で書いても全く問題ありません。
この質問にもう一つ書いてあったシグマ記号についても、 別に正規の書き順通り 2 画で書かなくてもいいですよ (そもそも私はそんな風に書いてないですし)。
要するに、