(1)
これにより、例えば、 「, , , , のとき、相関係数 を求めよ」 のような問題を作ることができる。
ただ、その場合例えば「, 」のような値でも いいかというと、それはだめで、実際のデータではこのような組は起こりえない。
そこで本稿では、(1) の 5 種類の平均に対して 成り立つ関係を調べ、 どのような値であればそれらが実際のデータの平均になりうるか、 という条件を求めることを目標とする。 そういう条件が得られれば、それを満たすような平均は 心配せずに問題として出せることになる。
なお本稿は、学生にはあまり意味はなく、 試験問題、演習問題を作成する側に関係する内容だが、 私自身の備忘録もかねてまとめておくことにする。
竹野茂治@新潟工科大学