Tgif FAQ - アクセント文字、数学記号


注意:

このページは、 Tgif ホームページ にある FAQ のページ を、竹野研究室 (主に竹野) が日本語に翻訳したものです。 オリジナルサイトの作者 (Bill Cheng 氏) の許可の元、ここに公開します。

FAQ 以外のページへのリンクは、 ほとんどがオリジナルページへのリンクになっていますので、 日本語訳はされていません (ただし、そのうち主なものは今後日本語訳することも考えています)。 また、ここに書かれているリンク先やソフトウェアなどの情報は、 書かれてからかなり年月が経っていますので、 リンク切れになっていたり、 現在の状況には合わない情報である可能性もあります。

この日本語訳のページに関する意見や質問は、 オリジナルサイトの作者ではなく、 竹野 にお願いいたします。

(05/31 2017)

このページのオリジナルサイト: http://bourbon.usc.edu/tgif/faq/accent.html

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どうすれば XIM を使わずにアクセント文字を入力できますか ?
Text 入力モードでは、tgif は <ESC> キーを 7 ビット目を On にするのに使います。 ASCII 文字コードの範囲は 0 から 127 までですが、 8 ビット文字表現 (0 ビット目が最小ビット) では、 ASCII 文字は 7 ビット目は OFF であるとみなされます。 文字コードは xfd で見ることができますので、 以下のようにしてみてください。 まず "xlsfonts | grep helvetica" とし、 そこから 1 つフォントを取ります。 例えば、以下を取ったとします:

      -adobe-helvetica-medium-r-normal--14-100-100-100-p-76-iso8859-1
      
それに対して、以下を実行します。
      xfd -font "-adobe-helvetica-medium-r-normal--14-100-100-100-p-76-iso8859-1"
      
"a" の上でクリックすると、 文字コードが 0x61 であることがわかると思います。 xfd が表示するページを 8 行ずつの 2 つに分け、 下半分の表の "a" に対応する場所を見ると、 上に左アクセント (用語が間違ってたらすみません) がついた "a" が見つかると思います。 tgif でこの下半分の文字を入力するには、 <ESC> を打ってからその文字に対応する上半分の表の文字を打ちます。 つまり、左アクセント付きの "a" を入力するには、 Text モードで以下のように打ちます:

<ESC>a

これは、Symbol フォントでも機能し、 それにより数学記号を入力することもできます。 例えば、以下のようにすると:

      xfd -font "-adobe-symbol-medium-r-normal--12-*"
      
">=" に対応する記号を入力するには 以下のようにすればいいことがわかります:

<ESC>3
 
どうすれば XIM を使ってアクセント文字を入力できますか ?
このためには、2 つのことをやらなければいけません。

  1. 以下の X リソースを使用します:
    Tgif.SingleByteInputMethod: xim
    (必ずしも Tgif.DoubleByteInputMethod を指定する必要はありません。これを指定すると Tgif.SingleByteInputMethod が無視されます。)

    これとは別に、tgif をコマンドラインオプション "-sbim xim" 付きで起動する方法もあります。

  2. あなたの環境が 国際化キーボード を使うよう 設定されていない場合、 X サーバの起動後に以下のコマンドを実行する必要があります:
    setxkbmap -layout us_intl
    国際化キーボードを使うよう設定されているかどうかを知るには、 xterm などの上で単に以下を打ってみてください (単一引用符の後に文字 "a"):
    'a
    それでアクセント付きの "a" が表示されれば、 それが既に設定されていることになります。

これが tgif でも機能するかテストするには、 単に tgif を起動し、<Cntrl>w を打って text モードに進み、 そして以下を打ちます:

'a
それでアクセント付きの "a" が表示されるか見ればいいでしょう
 
数学記号やギリシャ文字はどうやったら入力できますか ? [Rich Shepard より]
ギリシャ文字と数学記号を入力するには、 3 つのことが必要になります: 1) 文字列の入力の際に Symbol フォントを使うこと、 2) Symbol フォント表からあなたが入力した記号/文字の位置を探すこと、 3) そのフォント表の位置を、 望む結果を生成するキーストロークに変換すること。

  1. Text 入力/編集モード (図内で太線枠の箱で表示される状態) のときに、 メニューから以下を選択します: Properties -> Font -> Symbol

  2. 以下のコマンドを使用し、Symbol フォント表を表示します:
    xfd -font "-adobe-symbol-medium-r-normal--12-*"
    その表からあなたが入力したい記号の行、列の位置を記録します。

  3. 以下のコマンドを使用し、 標準的な英語キーボードのフォント表を表示します:
    xfd -font 8x13
    そして、図に入れたい記号/文字を入力するキーストロークを知るために、 ステップ 2 の行と列の同じ位置を探します。

あなたが入力したい記号/文字が、 Symbol フォント表の上にあるか下にあるかで、 ステップ 2 と 3 は別な状況となります。 その文字が Symbol フォント表の上半分にあれば、 それに対応するキーを 1 つ、あるいはシフト付きのキーを打ちます。 その文字が Symbol フォント表の下半分にある場合は、 まず <ESC> を打ち、その後上半分の方の文字打ちます。