関数 valid(x) は、データ描画か fit における using 指定の式の中でし
か使いません。これは、明らかな NaN 値や、入力列内の予期せぬゴミを検出
したり、多分デフォルト値に置き換えたり、NaN を使ってさらに計算をするこ
とを避けたりするのに使えます。欠損値 ("missing") と NaN (非数値) デー
タ値はどちらも不正と認識されますが、以下は重要ですが、gnuplot がその列
を本当に欠損値であると認識するか、または欠損値フラグを含んでいると認識
した場合、valid() を使用する数式が呼び出される前に、その入力行は捨てら
れてしまう、ということに注意してください。
以下参照: plot datafile using (100.3.11), missing (113.23.4)。
例:
# 箱のある認識できない値を、無視する代わりに、期待値である定数
# prior として、箱全体に寄与するように扱う。
plot DATA using 1 : (valid(2) ? $2 : prior) smooth unique
竹野茂治@新潟工科大学
2024-12-02