115.3.2 Show palette palette


     show palette palette {<ncolors>} {{float | int | hex}}

show palette palette <n> は、現在のパレットの各エントリの色成分の表 を、画面、または set print で指定されたファイルに書き出します。デフ ォルトでは、連続なパレットを 128 区切りに標本化します。<ncolors> を指 定すると、パレットを (128 でなく) その数の区切りに均等に標本化します。 デフォルトは、以下の長形式での一覧表示です:


    0. gray=0.0000, (r,g,b)=(0.0000,0.0000,0.0000), #000000 =   0   0   0
    1. gray=0.1111, (r,g,b)=(0.3333,0.0014,0.6428), #5500a4 =  85   0 164
    2. gray=0.2222, (r,g,b)=(0.4714,0.0110,0.9848), #7803fb = 120   3 251
    ...

後にオプションキーワード float, int, hex をつけると、代わりに各 エントリに一つの色成分表現のみを表示します。


       int:        85       0     164
     float:    0.3333  0.0014  0.6428
       hex:  0x5500a4

set print を使ってこの出力をファイルに書き出すことで、gnuplot の現在 のカラーパレットを Octave のような他の画像処理アプリケーションに取り込 むことができます。

set print を使ってこの出力をデータブロックに書き出すことで、現在のパ レットを保存できますが、それにより有効なパレットを再定義した後でも、後 の plot コマンドで保存したパレットを使えるようになります。これは、カラ ーボックスがただ現在有効なパレットだけを表現する一方で、複数のパレット で描画するグラフを作成することを可能にします。

竹野茂治@新潟工科大学
2024-12-02