113.71.4 光源モデル (lighting)

書式:


    set pm3d lighting {primary <frac>} {specular <frac>} {spec2 <frac>}
    set pm3d spotlight {rgb <color>} {rot_x <angle>} {rot_z <angle>}
                       {Phong <value>} {default}

デフォルトでは、pm3d の色の割り当ては、向きや視方位には依存しません。 その状態は set pm3d nolighting に対応します。 一方、コマンド set pm3d lighting は、一点の点光源からの照明からの 50% の光による単純な光源モデルを選択します。周囲の明るさに対するその光 源の強度は set pm3d lighting primary <fraction> で調整できます。反射 光 (specular) を含ませる度合いは、その比率 (fraction) の設定ができます:


    set pm3d lighting primary 0.50 specular 0.0   # ハイライトなし
    set pm3d lighting primary 0.50 specular 0.6   # 強いハイライト

ベタ塗り (solid color) の pm3d 曲面は、反射光のハイライトがないととて も平らに見える傾向があります。

主光源のハイライトは曲面の片側にしか影響を与えないので、他の方向から光 る 2 番目のスポットライトの照明を追加するといい場合があります。この 2 番目のスポットライトの強さは、"spec2 <fraction>" (比率) で設定します。 2 番目のスポットライトは、spec2 が生の場合にのみ光源モデルに含まれます。 その方向、色、反射モデルは、"set pm3d spotlight" で制御します。このス ポットライトの利用法と位置取りは、対話形式のデモ spotlight.dem で説 明しています。 hidden_compare.dem も参照してください。 (単色塗り曲面の hidden3d と pm3d の処理の比較)

例:


    set pm3d lighting primary 0.8 spec 0.4 spec2 0.4
    set pm3d spot rgb "blue"

竹野茂治@新潟工科大学
2024-12-02