113.39.3 凡例行の追加 (extra key entries)

Image figure_keyentry
通常、各グラフに対して凡例内に 1 行のエントリが自動生成されます。凡例 内に見た目をより細かく制御したい場合は、コマンド plot, splot にキ ーワード keyentry をつけることで、余分に凡例行を追加できます。plot にファイル名や関数名を与える代わりに、keyentry をその場所に指定し、 スタイル情報 (凡例の記号を生成するのに使用される) とタイトルをその後ろ に指定します。通常のタイトルフォント、文字色、at 座標、拡張文字列処 理に対するオプションは、すべて適用します。 例:


    set key outside right center
    plot $HEATMAP matrix with image notitle, \
         keyentry "Outcomes" left, \
         keyentry with boxes fc palette cb 0 title "no effect", \
         keyentry with boxes fc palette cb 1 title "threshold", \
         keyentry with boxes fc palette cb 3 title "typical range", \
         keyentry                            title "as reported in [12]", \
         keyentry with boxes fc palette cb 5 title "strong effect"

keyentry "Outcomes" left の行は、通常の凡例を保持するスペースに、文 字列を左揃えで配置します。これは、凡例の幅全体に渡ってタイトルを埋め込 ませることを可能にします。同じ keyentry に title も与えた場合は、両方 の文字列が同じ行に現れ、それにより 2 列の凡例のエントリの生成が可能に なります。 位置合わせ用のキーワード left/right/center や, boxed などが利用で きます。 例:


    plot ..., keyentry "West Linn" boxed title "locations"

竹野茂治@新潟工科大学
2024-12-02