9 キャンバスサイズ (Canvas size)

ここの文書で使用する "canvas" という用語は、グラフやそれに関連するラベ ルやタイトル、凡例などを配置するのに利用可能な描画領域全体を意味します。 注意: HTML5 canvas 出力形式に関する情報を知りたい場合は、以下参照: set term canvas (128.4)

set term <terminal_type> size <XX>, <YY> は、出力ファイルのサイズ、 または "キャンバス" のサイズを制御します。デフォルトでは、グラフはその キャンバス全体に描画されます。

set size <XX>, <YY> は、描画自体をキャンバスのサイズに対して相対的に 伸縮させます。1 より小さい伸縮値を指定すると、グラフはキャンバス全体を 埋めず、1 より大きい伸縮値を指定すると、グラフの一部分のみがキャンバス 全体に合うように描画されます。1 より大きい伸縮値を指定すると、問題が起 こるかもしれないことに注意してください。

例:


     set size 0.5, 0.5
     set term png size 600, 400
     set output "figure.png"
     plot "data" with lines

このコマンドは、幅 600 ピクセル、高さ 400 ピクセルの出力ファイル "figure.png" を生成します。グラフはキャンバスの中の左下に置かれます。

注意: gnuplot の以前のバージョンでは、set size を出力キャンバスのサ イズ自体を制御するのに使用する出力形式がありましたが、それはバージョン 4 で非推奨となっています。

竹野茂治@新潟工科大学
2024-12-02