100.3.11.3 疑似列 (pseudocolumns)

plot 文の using 項目内の式では、入力ファイルに含まれる実際のデータ値 に加えて管理情報も参照でき、これらは "疑似列" (pseudocolumns) に含まれ ています。


     column(0)   データ集合内での各点の順番。順番は 0 から始まり、空
                 行やコメント行でない行で増え、2 行の連続する空行でリ
                 セットされます。非一様な matrix データ形式では、
                 column(0) は各 matrix 要素の線形順序になります。
                 略記 $0 も使用可。
     column(-1)  この番号は 0 から始まり、1 行の空行で増え、2 行の連
                 続する空行でリセットされます。これは、行列、または格
                 子状データ内のデータ行に対応します。また、データ集合
                 内の別々の線分や多角形を区別するのにも使えます。
     column(-2)  0 から始まり、2 行の連続する空行で増えます。これは、
                 複数のデータ集合を持つファイル内の、現在のデータ集合
                 の index 番号です。以下参照: `index`。
     column($#)  特別な記号 $# は、存在する全列数と評価されますので、
                 よって column($#) は、現在の入力行の最終列 (最右列)
                 を参照します。同様に column($# - 1) は、最終列の一つ
                 手前の列、などとなります。

竹野茂治@新潟工科大学
2024-12-02